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記事全文を読む→リチャードが失態を晒した巨人の伝統文化「ジャイアンツタイム」は必要か…選手の「ツライ本音」と他球団の反応
「集合時間は13時です」
そう聞けば、多くの人は12時50分や55分を到着の目安に動くことだろう。ところが巨人では意味が違う。13時集合なら、12時半にはほぼ全員が揃っている。これがいわゆる「ジャイアンツタイム」だ。
その独特な時間感覚と「文化」について、ソフトバンクから移籍してきた巨人のリチャードが大いに戸惑ったと明かしたのは「ジャンクSPORTS」(1月18日、フジテレビ系)でのことだ。
集合時間の15分前にバスへと向かったところ、なんとバスは出発してしまう。慌てて手を振り、なんとか乗り込んだものの、それは監督やコーチが乗るスタッフ用バス。補助席に座ることになり、気まずさだけが残ったという。
他の出演者たちはどうか。中山礼都は、
「15分前だと寝坊した雰囲気になる」
日本ハムから移籍した田中瑛斗は、率直なホンネを漏らす。
「ファイターズ時代は基本、オンタイム。最初はかなり戸惑った。だったら最初から30分早く、集合時間を言ってほしい。この伝統、いるのかな」
阪神やDeNAの選手が「15分前」と口を揃える一方、中日の涌井秀章は、
「基本、オンタイム。監督が来たら出発。監督が遅めなので助かる」
球団ごとのカラーの違いが浮き彫りになった。
「ジャイアンツタイム」は単なる早出の習慣ではなく、時間に対する意識をチーム全体で共有する文化だ。集合時間前であっても、バスは容赦なく出発する。かつて松井秀喜ですら、時間通りに来ていながら少しの間、席を外した隙に置いていかれたことがあったという話は、今も語り草になっている。
2024年には公式行事への二度の遅刻をきっかけに、秋広優人が阿部慎之助監督に厳しく叱責され、その後、ソフトバンクへトレードされた。中田翔が「ジャイアンツタイム」に批判的だったのは、この文化が選手にとって決して楽なものではないことを物語っている。
時間を守ること自体はプロとして当然であり、集合時間よりかなり前に動くことで、時間を意識する習慣は身につく。ただ、それが行き過ぎれば、それだけで常に気を張らなければならなくなる。
巨人以外の球団ではオンタイム集合が主流になっている中で、「ジャイアンツタイム」の伝統文化は今後も堅守されるのか。
(ケン高田)
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