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記事全文を読む→「空爆負傷」イラン最高指導者モジタバ師が「ロシアで緊急手術」秘密作戦を操るプーチンの「戦争介入」が始まった
イランの新たな最高指導者に選出されたモジタバ師の消息をめぐって「衝撃情報」が飛び込んできた。クウェートの日刊紙「アルジャリーダ」は〈モジタバ師は2月28日の空爆で大ケガを負った〉とした上で〈その後、緊急手術を受けるため、空路でロシアに搬送された〉と報じたのだ。報道内容の概略は以下の通りである。
●2月28日、アメリカとイスラエルによる初日の空爆で崩落した建物の瓦礫が、モジタバ師の体の左側に深刻かつ重大な負傷を与えた
●3月12日夜、モジタバ師はロシア国内で緊急手術を受けるため、ロシアの軍用機によってモスクワに搬送された
●現在はノヴゴロド州(モスクワとサンクトペテルブルクの中間に位置する州)にある、プーチン大統領公邸(別荘)内の特別病棟に入院し、療養を続けている
●一連の動きは、プーチン大統領がイランのペゼシュキアン大統領と電話会談を行い、ロシア側から提案された秘密作戦として実行された
●イラン国内では激しい空爆が続いており、モジタバ師が十分な治療を受けることが難しく、所在が露見する恐れが高まったため、ロシア行きが決断された
イラン当局はこの報道を否定しているが、新たな最高指導者に選出されて以降、モジタバ師が公の場に姿を見せていないのは事実。3月12日に「代読」で公開されたモジタバ師の公式声明についても、イランの高官筋は「アルジャリーダ」の取材に対し、次のような舞台裏を口にしているのだ。
「演説文はアリ・ラリジャニ国家安全保障最高会議事務総長が代筆したが、空爆で負傷したモジタバ師は、演説文の内容を検討できる状態ですらなかった」
ちなみに、アリ・ラリジャニ氏は3月16日の空爆で死亡している。
いずれにせよ、モジタバ師がロシアの庇護下に置かれたとすれば、イラン情勢は新たな重大局面に突入することになる。中東情勢に詳しい国際軍事アナリストが指摘する。
「プーチン大統領はモジタバ師をイランには戻さず、自らの傀儡として操りたいと考えているのではないしょうか。モジタバ師が生存している限りイランの革命防衛体制は護持され、戦争は長期化、泥沼化していく。そうなればアメリカとイスラエルは窮地に追い込まれ、ロシアが戦況をコントロールできるというわけです」
まさに電光石火の電撃介入。イラン戦争にプーチンという変数が加わったことで、中東情勢はさらに混迷の度を深めていくことになるだろう。
(石森巌/ジャーナリスト)
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