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記事全文を読む→【ハレンチ教授】東大病院汚職のアキレた内部調査報告書「吉原接待を要求したのは性感染症の調査が目的だった」だってよ!
〈組織全体の自浄作用が著しく不足していると評価せざるを得ない〉
東京大学医学部附属病院を舞台とした汚職事件をめぐり、東大による事件対応を検証してきた第三者委員会(プロセス検証委員会)は4月3日に報告書を公表し、内部調査を停止したり懲戒処分を遅延させたりした東大の姿勢を厳しく指弾した。
一連の汚職事件では、東大病院の皮膚科長だった佐藤伸一教授(大学院医学系研究科=当時)が、共同研究の相手だった一般社団法人「日本化粧品協会」から高額接待を繰り返し受けていたとして今年1月に逮捕され、その後、起訴されている。
要求が次第にエスカレートしていった高額接待の中には、東京・吉原の高級ソープランドや東京・銀座の高級クラブでの接待が含まれていたというから、開いた口が塞がらない。
国立大学法人の「みなし公務員」にあるまじき数々の犯罪行為は、善意の内部通報者がマスコミに情報提供するなどして露見することになったが、今回の第三者委の報告書には、東大に巣食う「隠蔽体質」を示して余りある、興味深い記述がある。ガバナンスを担うはずの学内会議でのワンシーンを、次のように記しているのだ。
〈2025年6月24日の科所長会議において、医学系研究科長から、S氏(佐藤教授のこと)を庇っていると捉えられかねない不適切・不穏当な発言がなされたにもかかわらず、これに対し、異議を述べる者はいなかった〉
学内会議で信じがたいことを口走る神経と度し難い「隠蔽体質」
いったい、どういうことか。全国紙社会部記者が暴露する。
「報告書に登場する医学系研究科長はあろうことか、問題の科所長会議で『(高級ソープランドでの接待を求めたのは)性感染症の調査が目的だったと聞いている』と佐藤教授を擁護した上で、『内部通報者にも問題があった』と言い放ったというのです。そして会議に出席していた科所長らはみな、口を噤んでしまった。この点について、報告書は〈『自らの研究領域さえ脅かされなければ、他者の倫理違反やコンプライアンス違反に対しても口を出さない(黙認する)』という、相互に干渉しない文化が根付いており、組織としての自浄作用が極めて働きにくい風土が存在している〉と断罪しています」
それにしても、である。「性感染症の調査が目的だった」だの「内部通報者にも問題があった」だのと、学内会議で口走る神経にはアキレ返るばかりだ。
この発言で沈黙してしまった出席者の「ワレ関セズ」丸出しの無責任ぶりを含めて、まさに「度し難い隠蔽体質」と言うほかはない。
(石森巌/ジャーナリスト)
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