社会
Posted on 2026年05月22日 06:30

フジテレビ「新役員体制」優良不動産収入を手放して生き残りをかける「苦境越え」の賛否

2026年05月22日 06:30

 広告出稿の激減に伴い、苦境にあえぐフジテレビと、親会社のフジ・メディア・ホールディングス(FMH)は、6月25日の株主総会、取締役会を経て正式承認される予定の、新役員体制を発表した。

 日枝久体制から一変した後、フジテレビ社長とFMHのトップは清水賢治氏が続投。ほかに子会社の制作プロダクション、共同テレビ社長で「古畑任三郎」「やまとなでしこ」「王様のレストラン」などヒットドラマを手掛けた石原隆氏が、代表取締役として新たに任命された。

「FMHは優良子会社だったサンケイビルの株を売却する方針を固めており、今後はコンテンツメーカーとして生き残りをかけると、清水社長は宣言しています。一方で保険的な意味合いが強かった不動産収入を手放すことで、安定的なグループ経営が困難に陥ると不安視する関係者は相当数います」(フジテレビ関係者)

「不採算事業はどんどん切られる」に戦々恐々

 それ以上に今回の役員人事で目を張るのが、ニッポン放送代表取締役社長の檜原麻希氏が、FMHの取締役に新たに入ったことだろう。 
「現在64歳の檜原氏は、2019年6月に社長に就任。黎明期からデジタルメディアに携わり、営業面で大きく寄与したことから、グループ総帥だった日枝氏の覚えがめでたかった。昨年、フジテレビに激震が走った際には、次期社長候補に浮上していました。このタイミングでFMHの取締役に入ったということは、将来的にフジテレビだけでなく、FMHのトップとして陣頭指揮を執る可能性が出てきたということ」(前出・フジテレビ関係者)

 企業における女性の取締役が年々増える中で、ビジネスウーマンとしての実績は申し分ない。
「一方で、予算は徹底的な集中と選択をするタイプ。不採算事業はどんどん切られるため、戦々恐々とするグループ幹部は多い」(前出・フジテレビ関係者) 
 お手並み拝見といったところだろう。

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