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記事全文を読む→どれだけ知ってる? スマホLINE「属性情報と行動履歴」設定がもたらす「広告表示」のウラ側
〈LINEの設定を開いたら、子供の有無、学歴、職業、それに検索、位置情報、決済・購買まで広告用の項目がオンになっていた〉
そんな投稿がXで拡散し、「自分のスマホも確認した」という声が相次いでいる。都市伝説でも陰謀論でもない。LINE公式が案内している設定項目の話である。
LINEアプリには広告表示に使われる属性情報や行動履歴を、個別に設定・変更できる機能がある。属性情報には属性やライフイベントなどが含まれ、行動履歴については使用有無を設定できるとしている。
仕組みはこうだ。LINEヤフーはユーザーの登録情報やサービス利用履歴を機械的に処理し、興味関心や属性を推定、分類する。サッカーチームの公式アカウントを友達追加しているユーザーを「スポーツに関心がある」と推定するような処理だ。
こうして推定された属性や行動履歴は、広告の配信精度を高めるために使われる。同社は「ユーザー自身がデータの利用範囲を細かく設定できることで、興味・関心に合わない広告を減らすことを目指している」と説明している。
まず、自分のスマホで確認してみてほしい。LINEアプリを開き、ホーム右上の歯車アイコンから「設定」へ。「プライバシー管理」⇒「広告の設定」⇒「広告表示に利用するデータの設定」の順に進む。「属性情報」を開くと子供の有無、最終学歴、職業、業種といった項目が並んでいる。これがオンになっているということは、子供ありと推定されれば学習教材や習い事、子育て用品の広告ターゲットに分類され、職業や学歴から年収層を推定されれば投資や保険、金融商品の広告が届きやすくなる。
「行動履歴」の検索や位置情報、決済・購買がオンであれば、検索した商品や立ち寄った場所、購買行動まで広告配信に使われる可能性がある。
つまりLINEは、あなたがどんな人間で、何に興味を持ち、どこに行き、何を買ったかを推定した上で、それに合わせた広告を送り込んでいる。設定画面はその「使われている情報の一覧」だ。
気になる項目をオフにすれば広告の表示頻度が減る
不要と感じたものはオフにできる。同じ「広告の設定」内にある「LINE内部識別子を利用した追跡型広告の受信」も合わせて確認しておきたい。
ただしオフに変更しても、広告そのものが消えるわけではない。設定を変えることで興味関心や属性、行動履歴に基づく広告表示の頻度を減らせる、というのが正確な説明だ。
若い世代のLINE離れが指摘されて久しい。今やLINEを日常の連絡手段として最も頼っているのは中高年層だ。家族、職場、町内会、同窓会、取引先、生活のあらゆる人間関係がLINEに集約されているからこそ、簡単には乗り換えられない。そういう層ほど、設定画面を一度も開いたことがないまま、使い続けている可能性が高い。
怖がる必要はないが、何が広告に使われているのかを知った上で使うのと、知らないまま使い続けるのとでは話が違う。これらは数十秒で確認できる。気になる項目をオフにすれば、興味関心や属性に基づく広告の表示頻度は減る。そして無料で使えるLINEがなぜ無料なのかも、改めてわかるはずだ。
(ケン高田)
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