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記事全文を読む→「UFOの正体は悪魔だ」と主張してカトリック界から追放された「全米No.1エクソシスト神父」独自の悪魔学
19年間、エクソシストとして悪魔祓いの第一線で活躍してきた神父、スティーブン・ロセッティ氏が、突如として解任された。全米のカトリック界に激震が走る事態となっている。
ロセッティ神父は悪魔祓いのスペシャリストとして知られる一方、ワシントンを拠点に司祭向けの霊的癒やしを提供する非営利団体「聖ミカエル霊的刷新センター」の代表でもある。
5月29日に同センターのYouTubeチャンネルに投稿した動画で、こんな爆弾発言をブチかましているのだ。
「大半のUFO目撃事例は、実際には悪魔だと思っています。悪魔は人間にはできないことができる。例えば異常な速度で移動したり、私たちには不可能な、様々な行動をとったり。悪魔は人の頭の中に入り込み、世界の出来事を操作して、人々を悪へと導くことができる」
この驚愕の主張が、教会上層部の逆鱗に触れたとされている。
というのも、カトリックの教義において、悪魔は「人間を惑わす霊的存在」として、厳格に定義されてきた。そしてUFOは現代の謎。両者を結び付けて論じたことに、教会がこの上ない嫌悪感を示したというわけである。
宗教ジャーナリストが解説する。
「実はロセッティ神父はエクソシストであると同時に、フォロワー14万人超を抱える宗教界のトップインフルエンサー。YouTubeで唱えた『悪魔が異様な姿や発光体となって現れる』といった話が、教会内では『聖なる悪魔祓いを、眉唾のオカルト論と同列に扱った』と映ったのです。そこで教義の純潔性を掲げる教会のトップ、マケルロイ枢機卿が秩序を守るため、ロセッティ神父を切り捨てる判断を下したようです」
密室で行われた悪魔祓い儀式を動画撮影してネット配信
ロセッティ神父は臨床心理士の博士号を持つ、極めて論理的な人物だとされるが、そんな彼がオーブやシャドーマンを悪魔の徴候と断定する背景には、現代社会の孤独や病理を悪魔という古典的な言葉で定義することで救済したいという、心理学者としての思いがあったようだ。
「ロセッティ神父は密室で行われていた悪魔祓いの儀式を動画で撮影し、ネット配信。視聴者との共鳴、再生数、アルゴリズムというSNSの荒波の中で、布教活動を行ってきました。合理主義と信仰の境界で、独自の悪魔学を築き上げていったのではないかと思いますね」(オカルト研究家)
とはいえ、なぜUFOの正体を「悪魔」などと表現したのだろうか。実はロセッティ神父の前職は米空軍兵士で、空を監視する任務に就いていた。ゆえに未確認飛行物体を「脅威=敵」として認識。神学的な存在を超え、侵略者に近い存在として悪魔を可視化していたのではないか、と推察されている。
組織を追われた「悪魔祓い師」は今後、教会の監視が届かない場所で、さらに過激な「悪魔論」を展開するのか。この解任劇は、宗教と科学の終わりなき対立の序章に過ぎないのかもしれない。
(ジョン・ドゥ)
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