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記事全文を読む→阪神が連覇達成のためにクリアすべき「2つの難題」雨天中止だらけと佐藤輝明「大モメ交渉」再び
阪神のセ・リーグ連覇に立ちはだかるのは、2つの壁だった。
まずは日程問題だ。甲子園球場で開催予定だった7月1日の中日戦は雨天中止に。これが阪神にとって今季11度目の中止となった。
交流戦の3度の中止は全て振り替え日程で消化され、5月21日の中日戦(甲子園)は9月14日に組み込まれている。ところが他の7試合はいつ実施されるか、現段階では未定。今後、台風などの影響で、さらなる中止が増えることも考えられる。
リーグ最終戦は9月23日のヤクルト戦(神宮)、クライマックスシリーズのファーストステージは10月10日に決定しており、阪神にとっては優勝争いの正念場で過密スケジュールが組まれることになるだろう。スポーツ紙遊軍記者が懸念する。
「どれだけ連戦が続くかですね。長ければ選手に疲労が蓄積するし、先発ローテは苦しくなる。優勝のためにそんなことは言ってられませんが、クライマックスシリーズへの影響は必至でしょうね」
ドーム球場ではなく天然芝の甲子園を本拠地にしているチームの宿命だが、実はそれ以上にやっかいな問題を抱えていた。主砲・佐藤輝明のメジャーリーグ移籍だ。前出の遊軍記者が指摘する。
「昨オフ、強硬にポスティング移籍を主張して球団と大モメしましたが、なんとか1年契約で残留。火種は消えていません。早ければオールスターの間に球団との話し合いが行われる予定で、なんらかの『移籍確約言質』を取るため、佐藤は必死でしょう。『君の力が今後も阪神には必要だ』とかいって球団はなだめにかかるでしょうが、今回はうやむやにはしにくい」
MLBストライキ計画がポスティングに大きな影響を…
昨年、本塁打と打点の二冠王となった佐藤は、今季も好調を維持している。7月1日終了時点で打率3割4分9厘(1位)、49打点(1位)、16本塁打(2位)で、三冠王を狙える位置にいる。ホワイトソックス・村上宗隆、ブルージェイズ・岡本和真の活躍が刺激になり、早期のポスティング容認獲得に向けて動くだろう。
一方で球団関係者は、不穏なことを口にするのだ。
「メジャー移籍を視野に入れているだけに、今後は無理をしなくなるかもしれない。故障でもして移籍に響くことになったら、元も子もないですからね」
ただ、メジャーリーグはサラリーキャップ制(チーム年俸総額に上限を設ける)導入をめぐって、オーナー側と選手・代理人側の対立激化は必至。悪くすれば来季は選手会のストライキが実施され、シーズン中止や短縮期間で行われる可能性がある。となればそれを見据えて、オフのFAやポスティング移籍には大きな影響が出ることに。
これを逆手にとって、先の球団関係者は冗談交じりにこう話すのだった。
「メジャーがストライキでも計画してくれれば、ポスティング問題で各球団が頭を悩ませなくてすむ」
いや、多分に本音が混ざっていることだろう。
(阿部勝彦)
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