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記事全文を読む→巨人・則本昂大「ひどい打ち込まれ方」で「13億円の不良債権化」にまた「魔改造」の出番が!
急遽、決まった登板とはいえ、その内容はあまりにヒドイものだった。
巨人・則本昂大がヤクルト戦(8月25日・神宮)で先発し、3回途中4失点で降板。初回にダルベックの3ランで先制したが、2イニング連続で本塁打を浴びた。スコアボードには一度も「0」を刻めない散々な出来だった。
それでも橋上秀樹監督代行は、
「急遽、というのもありましたしね。差し引いて考えてあげないといけない」
と温情付きのコメント。そのわけは、この試合は山崎伊織が先発予定だったが、右肩不良を訴えて則本に回ってきた緊急登板だったからだ。
則本本人は「ボール全体が高かった」と反省の弁だったが、狭い神宮球場でありがちな真夏の乱打戦を8−6で振り切ったことで「点をとってもらって、本当に感謝しかない」とホッとした表情だった。それでも背信投球にはかわりはない。
5回8失点と打ち込まれた阪神戦(7月9日・東京ドーム)後、2軍に降格。
「首脳陣は再昇格の際には、中継ぎに配置転換を検討していました」(巨人担当記者)
則本は今季FA移籍で巨人に入団。3年総額13億円(単年4.3億円=金額は推定)に人的補償(田中千晴投手)付きでやってきた。
「他球団も獲得調査をしていた中で、巨人が得意のマネーゲームで勝ち取った」(巨人OB)
この高額契約に則本も「40歳まで第一線でやりたかったから」と二つ返事でサインした経緯がある。
費用対効果は田中将大の方がはるかに上
シーズン前は楽天から移籍した田中将大とのコンビ復活が騒がれたが、田中は日米通算200勝がかかっていた上にFA移籍ではなかったことで、年俸は抑えられた(移籍1年目は1.6億円)。
「費用対効果だけ見れば、田中の方がかなり上」(前出・巨人OB)
その際、巨人は田中の「再建計画」に着手。そこで出た結論が「魔改造」の異名をとる久保康生巡回投手コーチに、フォーム改造を託すことだった。
「スランプに苦しんでいた菅野智之を復活させた実績があり、一択の再建プランでした」(前出・巨人担当記者)
田中獲得を球団に強く求めたのは阿部慎之助前監督だったが、
「事前に田中本人に、久保コーチを付けることを内諾させた上での獲得でした」(前出・巨人担当記者)
久保コーチによる魔改造をきっかけに、なんとか200勝を達成したが、最後は当時2軍監督だった桑田真澄氏の「困った時には外角のストレート」というアシストもあった。
則本とは3年契約を結んだ巨人。完全に「不良債権化」した元エースを再生させるためには、時間と労力が必要だ。また「魔改造」の出番か……。
(小田龍司)
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