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記事全文を読む→ネット予約&キャッシュレス時代に「金券ショップ」はなぜ生き残る?「店頭で現金払い」紙のチケットが売れる「知られざる需要」
「金券ショップって、そのうちなくなるんじゃない?」
ネット予約やキャッシュレス決済が当たり前になった今、そんな印象を持つ人は少なくないだろう。ところが駅前を歩けば、昔ながらの金券ショップは今も営業を続けている。
筆者も先日、新大阪から東京まで移動する際、駅近くの金券ショップを利用してみた。購入したのは新幹線の自由席で、価格は1万2200円。通常料金と比べると、1600円ほど安い。
「ネットで予約すればいいのでは」と思うかもしれない。しかし、金券ショップには「当日に買える」「店頭ですぐ手に入る」という強みがある。急な出張や旅行などでは、この手軽さが意外と便利なのだ。
「金券ショップがなくならない最大の理由は、価格差が目に見えてわかりやすいことです」
こう話すのは、流通ジャーナリストだ。続けて、
「ネット予約にも割引はありますが、商品によって条件が複雑。その点、金券ショップなら店頭で『額面より○○円安い』とすぐ分かるので、価格メリットを優先する客が一定数いるのです」
カード決済は手数料が発生して利益を圧迫する
そして現代の感覚からすると驚かされるのが、支払い方法だ。キャッシュレス決済が広く普及した現在でも、金券ショップでは現金払いが主流で、クレジットカードなどに対応している店は多くない。
「カード決済を導入すると、手数料が発生します。数パーセントの利益で商売している商品では、この手数料が利益を大きく圧迫します。現金払いを維持する店が多いのは、不思議ではありません」(前出・流通ジャーナリスト)
店内を見渡せば新幹線のチケットだけでなく、商品券やギフトカード、図書カード、映画券、株主優待券など、様々な金券が並んでいる。とはいえ、昔と同じ商売を続けているわけではない。新幹線回数券の廃止など、かつての定番商品が姿を消す一方、現在でも需要のある商品を取り扱うことで、業態そのものが変化しているのだ。
スマホひとつで何でも買える時代に、現金を持って店頭へ行き、紙のチケットを買う。なんとも時代に逆行しているようにも見えるが、それでも「今日、少しでも安く買いたい」という需要がなくならない限り、金券ショップは案外、しぶとく生き残っていくのだろう。
(旅羽翼)
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