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記事全文を読む→日本ハム選手7人が「2軍落ちの心境」「登板振り返り」を有料で吐露する「小遣い稼ぎ批判」「新庄監督と不協和音」の爆弾
8月30日の試合後、日本ハム・上川畑大悟は2軍降格を告げられた。翌31日にはnoteで「2軍降格。今、思うこと。」を公開。価格は400円だった。無料部分には順位争いやポストシーズンにつながる大切な時期に抹消されたことについて、「今は色々な感情があります」と記されている。具体的な心境の大半は有料部分に置かれ、降格を告げられた直後の胸中が、ひとつの商品になった格好だ。
これに敏感に反応したのがファンだった。コメント欄には登録抹消への不満や首脳陣批判が書かれているのではないか、新庄剛志監督と選手の間に溝が生じているのではないか、との臆測が噴出。起用への不満を有料で売っているように映るとして、「小遣い稼ぎではないか」と冷ややかに見る声も相次いだ。
上川畑の今季1軍成績は23試合で打率2割2分、0本塁打、OPS.544。数字だけを見れば、降格そのものに大きな驚きはない。それでも本人には語りたい思いがあるようで、6月にも「抹消後の本音。」「2軍降格から約1ヶ月経ちました。」を各400円で公開している。約3カ月で、降格にまつわる有料記事は3本になった。
こうした有料発信は、上川畑に限った話ではない。日本ハムでは現在、確認できるだけでも7選手が有料記事やメンバーシップを運営し、月額料金は500円から1480円まで幅がある。そのひとりが郡司裕也だ。
昨年11月にnoteを始めた際、福谷浩司、山本拓実、水谷瞬を先行例として挙げ、「これらを参考に、素敵なものを提供できれば」と記していた。その郡司は今年6月、移籍後初の登録抹消を受けた翌日、当時の心境を綴った「リスタート」を300円で公開した。
「暇なベンチ。早く終わらないかな」と発信して批判の的に
選手たちがnoteで扱う内容は幅広い。福谷は投球技術や登板の振り返りを中心に書いてきたが、上川畑や郡司、山本は登録抹消後の心境を有料記事にしている。山本は「登録抹消。その時考えたこと、伝えた意思」を200円で販売。元日本ハムの古川裕大は「暇なベンチ」と題した記事で、「早く終わらないかなーなんて思いながら試合を見ている自分がいます」と書き、批判された。
一方で達孝太は、noteの収益を小学校への野球道具の寄付に充てると明記している。批判を招く本音の発信もあれば、収益を社会貢献に回す取り組みもあり、有料noteを全て小遣い稼ぎとひと括りにすることはできない。
note以外でも、起用への複雑な思いが表に出た例はある。8月、清宮幸太郎は代打で適時打を放った後、「またこれで(次の試合も)代打だよ……と思いました」と発言した。翌日にはスタメンで出場したが、この言葉も新庄采配への不満ではないかと受け止められた。
登録抹消直後の胸中を有料で外部に発信すれば、本人にその意図がなくても、首脳陣に直接言えない不満の吐露と解釈され、采配や人事への批判と受け取られかねない。日本ハムで有料noteが広がるほどに、その「本音」がチーム内の不協和音として読まれる危うさは増している。
(ケン高田)
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