スポーツ
Posted on 2026年09月15日 11:15

藤川阪神「悪夢の9月大失速」1993年とそっくりな「雨天中止続きの過密日程」大きなトラウマ

2026年09月15日 11:15

 打てない、勝てない……56イニング連続で適時打なし、そして3戦連続の完封負け。「何もしていないことはない」と阪神・藤川球児監督は言葉少なだ。
 ついに6連敗となった阪神の最大の敵は「雨天中止」だ。15日(甲子園)の天気予報も芳しくない。もし中止なら、今季16度目になる。

 9月の甲子園の予備日は27日しかない。甲子園が本拠地の阪神にとって、雨天中止による「過密日程」には大きなトラウマがある。なにしろ今季の状況は1993年シーズンとそっくりなのだ。

 これまで15度の雨天中止となっている阪神だが、1993年はチーム最多となる27度の中止に見舞われた。前年度2位だった阪神は、この年も優勝候補。大型補強としてダイエーからベテランの松永浩美をFAで獲得し、本気で優勝を狙いにいったが、9月に入って月間18敗と大失速してしまった。
 クライマックスシリーズがなかったために、日程は10月に組み込む余裕こそあったが、日本シリーズとの兼ね合いで現在は廃止されている、球団史上最後のダブルヘッダー(10月10日・広島)まで組まれてしまった。

 夏場までAクラス争いをしていたチーム状況はうりふたつで、この年の最終成績は4位(63勝67敗2分)に終わっている。

トドメは岡田彰布への戦力外通告「事前リーク」に激怒した

 雨天中止による過密日程のトドメは、シーズン中に起きた岡田彰布への「戦力外通告」だった。自身の不振と中村勝広監督との不仲が引き金となり、球団が決断。
 シーズン中には打席に向かおうとしていた時に代打を告げられたこともあり、岡田が「引退してからも話をしたことはほとんどない」と振り返るほど、その関係は冷え切っていた。

 加えて、戦力外であることを球団が事前にマスコミへリークしていた説が急浮上。これに激怒した岡田が現役続行を決断して、仰木彬監督率いるオリックスに移籍した。
 球団は岡田にコーチとしての入閣を打診したが、これも拒否。当時、日本プロ野球選手会会長を務めていたからだった。

 阪神はこの年をきっかけに、10年連続でBクラスに低迷する長期暗黒時代に突入。うち6度も最下位という悲惨な結果が続いていく。
 はたして歴史は繰り返されるのか。雨天中止が引き金のひとつになったシーズン終盤の成績不振。優勝か、このまま失速となるのか。

(小田龍司)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    スポーツ
    2026年09月13日 11:15

    近年のネット環境の充実によって、高い売り上げを誇る公営ギャンブル。メディアを下支えする団体としても大きな役割を担っているが、最近は風向きが変わり始めている。ギャンブルライターが現状を語る。「日本の公営ギャンブルは競馬(中央・地方)、競輪、ボ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    社会
    2026年09月14日 11:30

    AIは本当に人類を終わらせるのか。専門家のとある主張が世界を震撼させている。その「AI終末論」は、AI開発企業アンソロピックに勤めていた元研究員、ジェイコブ・コクソン氏によるもの。Xで「AI研究関係者の多くが、AIは今後10年以内に人類を破...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    芸能
    2026年09月14日 13:30

    8カ月ぶりに帰ってきたバス旅で最も存在感を放ったのは、看板を背負う太川陽介ではなかった。「路線バスで鬼ごっこ~太川陽介から逃げ切れ~【茨城・水戸】」(テレビ東京系)が、9月12日午後6時30分から放送された。鬼チームは太川陽介、草薙航基、村...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/15発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク