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Posted on 2026年09月20日 10:00

「キャンディーズVSピンク・レディー」50年目の熱狂ステージ(1)殺気立つバラエティーエリア

2026年09月20日 10:00

 70年代アイドルは永遠だった。今から50年前「ペッパー警部」でデビューしたピンク・レディーだが、今なおテレビやライブで現役活動中。同時代に人気を二分したキャンディーズのランちゃんも単独ライブで往年のファンたちに微笑がえしを続行中だ。時を超え燦然と輝くスーパーアイドルに恋焦がれた男たちの青春がほとばしる。

 今年8月25日にデビュー50周年を迎えたピンク・レディーの周辺が騒がしい。9月19日に未唯mie(68)がデビュー50周年&ソロ45周年記念コンサートを開催すれば、増田惠子(69)は、NHK夏の音楽祭「うたであえたら2026」で生田絵梨花(29)らと「渚のシンドバッド」など、メドレー3曲をキレキレのダンスで披露し、お茶の間を沸かせたのだ。

 1976年、「スター誕生!」(日本テレビ系)の合格からわずか半年足らずでスピードデビューを果たしたピンク・レディー。デビュー曲「ペッパー警部」で「日本レコード大賞」新人賞を獲得するとオリコンで9曲連続1位、10曲連続ミリオンセラーの快挙を成し遂げたレジェンドアイドルデュオだ。

 当時、幼稚園の送迎バスを待つ間にみんなで歌い踊っていたと話すタレントの徳光正行氏が述懐する。

「よく考えたら『ペッパー警部』は公園でイチャイチャしようとしているカップルをおまわりさんが注意する歌なんです。学校の先生、よく歌わせてくれたな(笑)」

 実はこのデビュー曲には知る人ぞ知る秘話がある。

「そもそも2人はフォーク系のデュオ『白い風船』としてデビューする予定でした。が、それではヒット曲を連発していたキャンディーズに対抗できない。そこで“アク・トク(作詞家・阿久悠氏&作曲家・都倉俊一氏)”コンビが考えたのが軽快なパロディソング『ペッパー警部』だったんです」(徳光氏)

 阿久悠氏の自著「愛すべき名歌たち─私的歌謡曲史」(岩波書店)によると、この楽曲は56年に大ヒットした曽根史朗が歌う「若いお巡りさん」がヒントになっているという。

「長身・スレンダーボディーの2人の魅力を生かして、リズムやビートの効いた楽曲で勝負させたい。そんなスタッフの思惑からあのセクシーな衣装や太ももをガニ股に開け閉めする過激な振り付けが誕生しているんです」(徳光氏)

 さらにインパクトのあるタイトルは、アメリカの清涼飲料ドクターペッパーやビートルズのアルバム名から取った“ペッパー”と、映画「ピンク・パンサー」のクルーゾー警部を掛け合わせてつけられたという。

 一方この頃、キャンディーズは75年に伊藤蘭(71)をセンターに据えた「年下の男の子」で人気に火が付くと、翌年「春一番」「夏が来た!」が連続ヒット。トップアイドルへと駆け上がっていく。08年に復活した、新生・全キャン連(全国キャンディーズ連盟)の代表を務める著述家・編集者の石黒謙吾氏が、当時を振り返る。

「デビュー当時、『8時だヨ!全員集合』を見てランちゃんのファン(赤組)になった僕は、76年春に高校に進学すると、魚屋の配達や工事現場の肉体労働、煙突掃除などのアルバイトを掛け持ちして資金を貯め、金沢から鈍行を乗り継いだりして全国へと、キャンディーズを追いかけました」

 ファンたちの熱い季節が、ここから幕を開ける。

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