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記事全文を読む→メッツ・千賀滉大が被弾「初のセーブ失敗」に地元ファンから拍手が起きて「強く恐れていること」
元同僚の人気の根強さを痛感したのではないだろうか。
日本時間9月16日のオリオールズ戦で、メッツの千賀滉大が9回表に登板。この時点でのスコアは3-2で、メッツがリードしていた。千賀は新クローザーとして定着しつつあり、チームは逃げ切り態勢に入ったわけだが、ソロアーチを浴びてしまう。試合はそのまま延長戦に突入し、敗れてしまった。
抑えに転向して8度目の機会で初めてのセーブ失敗。千賀が同点の一撃を食らった際、異例の光景が見られた。
「ホームランを打った相手チームの選手に、メッツファンから拍手が送られました。逃げ切りに失敗して、溜息が漏れていたのですが、むしろホームランを称賛するお客さんの方が、明らかに多かったですね」(現地記者)
試合が行われたのはメッツの本拠地シティ・フィールド。当然、スタンドはメッツファンで占められている。それでも拍手が送られた理由は、ホームランを打ったのが昨年までメッツに在籍していたピート・アロンソだからだ。
「千賀から打ったホームランが、MLB通算300号のメモリアルでした。メッツベンチも『アロンソに打たれたのだから仕方ない』と割り切っていました」(前出・現地記者)
千賀は打球がスタンドに消えていくのを確かめてから、ガックリと肩を落とした。後続を抑えたが、ベンチに帰ってからも気持ちを切り替えられず、暗い表情を浮かべていた。
チームの勝利を消してしまった責任を感じているのだろう。それでも、元チームメイトのメモリアルを祝福できずにいた。
本来のクローザーが戻ったら中継ぎに配置転換される
MLBジャーナリストが言う。
「千賀のクローザー起用は『臨時』でしかありません。メッツはデビン・ウィリアムズをクローザーにして、シーズンをスタートさせました。ウィリアムズは負傷者リスト(IL)入りしていますが、彼がチームに戻ったら、千賀は中継ぎに配置換えされる、との見方が有力です」
千賀は今季も先発でスタートしたが、打線の援護に恵まれない試合があり、勝ち星のないままリリーフに配置換えされた。その後、リリーバーの適性を見せてくれたが、成績は0勝9敗のままで、7セーブがついただけだ。
「どうも未勝利のままシーズンを終えてしまうことを、千賀は強く恐れているようですね」(前出・現地記者)
来季は5年契約の最終年である。2027年シーズン中から残留を含めた交渉が行われるわけだが、このまま終わればメッツが好条件を提示することはないだろう。
ちなみに元同僚は、古巣相手に節目の一発を放ったことに対し、あまり多くを語っていなかった。アロンソは敬虔なカトリック信者で、性格が優しいという。千賀のつらい立場を分かっていたのだろう。
(飯山満/スポーツライター)
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