スポーツ
Posted on 2026年10月31日 09:45

【競馬界の大問題】JRAは「菜七子ルール」を見直せ!「キング姐さん」がムッとした質問と「海外との根本的な違い」

2026年10月31日 09:45

 JRAの女性騎手は現在、2019年3月1日から導入された「減量ルール」にのっとって騎乗している。具体的には50勝以下は4キロ減、51勝から100勝までは3キロ減、5年目以降か101勝以上でも2キロ減と、永続的に減量対象となる。ただし、重賞を含む特別競走、短期免許で来日する女性騎手は適用外だ。

 これは女性騎手として孤軍奮闘していた藤田菜七子(すでに引退)のために設けられたとみられ、通称「菜七子ルール」と言われているが、もはや見直しが必要だとの指摘が出るに至っている。なにしろ、女性騎手の活躍が顕著になってきているからだ。

 ご存知のように、5月24日のオークス(GⅠ)で今村聖奈がジュウリョクピエロに騎乗して勝利した。その1カ月後には小林美駒がファウストラーゼンで函館記念(GⅢ)を制覇。減量特典なしでも結果を出せることを証明してみせた。今村はデビューした2022年、すでにテイエムエスパーダでCBC賞(GⅢ)を勝っていた。

 つまり、現在の減量ルールは時代に即さないのでは、という声が出てきているわけである。その声を後押ししているのが、毎年のように日本にやって来て、男まさりの騎乗を見せているレイチェル・キング騎手だ。

相手を睨みつけるようにして答えたのは…

 彼女は2025年のフェブラリーS(GⅠ)をコスタノヴァで勝利したが、その時の勝利騎手インタビューでのコメントが忘れられない。インタビューアーが「女性騎手で初めてJRAの平地GⅠを勝利しました」と言うや、相手を睨みつけるようにして、
「GⅠを勝ったことはとても嬉しいが、競馬には男性騎手、女性騎手の違いはないと思っています」
 と返答したのだ。

 主戦場としているオーストラリアですでにGⅠを6勝していた彼は、男性と女性の違いなど感じているわけがない。ムッとしたのは当然だ。
 そのオーストラリアでも見習い騎手への減量制度はあるが、それは男女共通のもの。女性だからという理由で追加される減量制度はない。ちなみに見習い騎手の7割以上を女性騎手が占めており、存在感を強めている。

 さらに言えば、今年はイギリスでも女性騎手サフィー・オズボーンがハイウェイマンに騎乗して、セントレジャー(GⅠ)を制覇した。イギリスのクラシックレースを女性騎手が勝ったのは、これが初めてだった。

 これで分かるように、女性が男性を相手にしてもやっていけるのが競馬なのだ。「菜七子ルール」の見直しが検討される可能性は……。

(兜志郎/競馬ライター)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年10月27日 14:45

    「本格復帰に向けた観測気球を兼ねているのでしょう」こう話すのはさる芸能ジャーナリストだ。10月26日に開催された東京国際映画祭のレッドカーペット。雨が降りしきる会場で報道陣や観客の目をひと際引いたのが、女優の永野芽郁である。主演とプロデュー...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年10月29日 11:30

    今年のお笑い賞レースは10月17日に「キングオブコント」が終わり、あとは11月1日の「NHK新人お笑い大賞」、そして12月の「M-1グランプリ」を残すのみ。賞レース番組では審査員の採点、コメントが大きくクローズアップされるが、その責任の重さ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    芸能
    2026年10月29日 15:45

    前巨人2軍監督・桑田真澄氏の次男でタレントのMattから「性被害を受けた」として、一昨年から今年にかけて、警視庁に複数の被害届が提出されていたと「週刊文春」が報じている。それによると、1人目の被害者は今年1月、都内でMattと美容系インフル...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/10/27発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク