社会
Posted on 2015年06月29日 09:55

酒鬼薔薇が手記「絶歌」で書けなかった本性とは?「異常な性への関心」

2015年06月29日 09:55

20150702f

 神戸連続児童殺傷事件の惨劇から18年。加害者の元少年Aが初めて事件についての手記「絶歌」を出版した。形ばかりの謝罪とグロテスクな犯行の描写。自己顕示欲に終始した「黒い肉声」は、出版の是非を問う大騒動へと広がっている。“A”自身がこの本で封印した「性と暴力」の核心を全暴露する!

〈1997年6月28日。 僕は、僕ではなくなった。

 陽なたの世界から永久に追放された日。(中略)

「少年A」──それが、僕の代名詞となった〉

 神戸連続児童殺傷事件の犯人・元少年Aによる手記「絶歌」はこう始まる。

 自分が被害者だと言わんばかりの書き出しと「あとがき」と題した謝罪は294ページ中わずか7ページ。内容については後述するが、この手記は6月11日に発売されるや、出版流通大手トーハンの週間ベストセラーランキングで1位となった。初版10万部という最近では異例の大部数はすでに完売状態、さらに5万部の増刷が決定している。

 被害者遺族らに事前に承諾を得ることなく出版したこともあり、出版元の太田出版には遺族から本の回収を求める声が上がっている。遺族感情に配慮し、取り扱わない書店が出るなど、出版自体の是非が問われる社会問題となった。 

 ここで18年前の禍々しい事件を振り返っておこう。

 1997年2月、兵庫県神戸市須磨区で小学生が次々に襲われる事件が発生。およそ3カ月の間に2人が殺され、3人が重軽傷を負う残忍な犯行だった。中でも、殺害した男児の首を切断し、中学校の校門に掲げた猟奇的な行為と、「酒鬼薔薇聖斗」の名前で神戸新聞に声明文を送りつけるなど大胆な劇場型の犯行は日本中を震撼させた。

 その1カ月後、逮捕された犯人が14歳の中学生だったことで、この事件に対する恐怖と驚きは、戦慄と絶望に変わったのだ。「少年A」は逮捕後、関東医療少年院に収監され特別な矯正教育を施されたあと、05年1月に本退院した。手記によれば、親元を離れ、プレス工場や溶接業など肉体労働の仕事を転々としたという。犯行当時はあどけない中学生だったAもすでに32歳。3年前から執筆を始め、出版社に持ち込んでいたらしい。

 手記中、Aは猟奇的な犯行を、さらにどす黒く上塗りするグロテスクな性衝動を明らかにしている。

 小学校5年時、亡き祖母の部屋に忍び込んで、初めての精通を体験したのだ。

〈僕はおもむろに押入れから電気按摩器を取り出した。(略)何の気なしにペニスにも当ててみる。その時突然、身体じゅうを揺さぶっている異質の感覚を意識した。まだ包皮も剥けていないペニスが、痛みを伴いながらみるみる膨らんでくる〉

 このあともたびたび祖母の部屋で按摩器を使用して自慰に耽っていた酒鬼薔薇。事件前から動物を虐待していたが、こうした特異な性癖は極度にサディスティックな性衝動に進んでいった。小5の時に初めて猫を殺すのだ。

〈そのブロックを、体重をかけ、力いっぱい踏みつけた。ゴキュと頭蓋骨の砕ける小さな音が鳴り、猫の動きが止まった(略)ペニスの芯がハンダゴテのように発熱した。次の瞬間、熱く腫れ上がったペニスに激痛が走った。尿道から釣り鐘を引っこ抜いたような痛みだった。射精していた〉

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2026年11月02日 15:30

    脳梗塞で療養中だった伊達みきお(サンドウィッチマン)が、10月31日の「サンドウィッチマンザ・ラジオショーサタデー」(ニッポン放送)で、2カ月ぶりに復帰した。「さあ、時刻はお昼の1時を回りました。こんにちは。サンドウィッチマンの伊達みきおで...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年11月04日 13:00

    泉ピン子が訴えられた。映画製作会社「HumanPictures」が11月3日、所属監督の映画「AYUMI」と「養父」に出演したピン子に対し、損害賠償を求め2日付で東京地裁に提訴したと、公式Xで公表したのだ。問題が発生したのは、10月23日に...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    芸能
    2026年11月05日 17:00

    毎日のように見聞きする「不正アクセスによる情報漏洩」のニュース。もはや情報漏洩していない企業のほうが珍しいんじゃないのってくらいだし、それどころか官公庁にまで被害は及んでいる。三菱UFJフィナンシャル・グループが、2027年3月までの開業を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/10/27発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク