では、その松嶋の最新作を見てみよう。放送中の「ラッキーセブン」(フジ系)は松本潤(28)との共演で、初回視聴率は16・3%とまずまずの成績だった。なのに、芳しい評価が聞こえてこないのはなぜなのか。「最終回に視聴率40%を記録した『ミタ』を基準にされると苦しいですよ。キャラも『ミタ』ほどおもしろくはないわけですし」(前出・テレビ誌編集者)
皮肉にも、みずからを再浮上させた大ヒット作がネックになるとは‥‥。古崎氏もこう説明するのだ。
「彼女は『ミタ』がトラウマになっていく気がします。あそこまでヒットしすぎると、役のイメージがつきすぎてしまった。そのイメージを払拭しないと。今後、伸び悩みが懸念されます。制作サイドもキャスティングしにくいでしょうね。演技は‥‥どうでしょう。うまかったですかねぇ。ある意味、『ミタ』は演技力を求められる役ではないと思います。というか、作り手は求めていなかったと思うんですよね」
無表情での「承知しました」というあのセリフ。商品価値は高まっても、女優・松嶋菜々子の演技力が再評価されたわけではなかったのか‥‥。
さて、竹内の座を狙う忽那と剛力、そして復権した松嶋のアゲサゲ評価を横目で見ている大器がいる。綾瀬はるか(26)だ。高い好感度を維持し、評判がまったく落ちないのが強みで、「キムタク出るところに綾瀬あり、です。木村拓哉(39)が彼女を気に入っていて、『ミスターブレイン』(09年・TBS系)や昨年の『南極大陸』(TBS系)で共演。今後、変な男との恋愛スキャンダルを起こさなければ、さらに上昇傾向に転じるでしょう。トップに迫る勢いと言ってもいい」(前出・ドラマ制作関係者)
CM出演も日本生命、パナソニック、SK ─Ⅱ、ケンタッキー・フライドチキン、江崎グリコ‥‥と多く、タレント価値は抜群だ。
さらにスポーツ紙芸能担当記者がイチオシするのは、昨年のヒット作「妖怪人間ベム」(日テレ系)に出演していた杏(25)。ハリウッド俳優・渡辺謙(52)の娘といえばおわかりだろう。
「主役級ではないが、連ドラに出ずっぱり。同じ事務所の木村佳乃(35)が産休中、佐々木希(24)は女優失格の低評価で、その合間を縫って台頭してきました」
チャンスを確実にモノにするのもまた、女優としての力量である。
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