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記事全文を読む→浦和レッズはクラブW杯惨敗から何が変わったのか「FW小森飛絢を先発で使っているだけ」では優勝などとても…
サッカーJ1第25節は浦和レッズが19位の横浜FCを2-1で破り、勝ち点を41に伸ばしてジワジワと順位を上げ、首位・鹿島に勝ち点6差まで迫ってきた。
クラブW杯で3戦全敗という屈辱を味わい、帰国。その後、復帰したJリーグでは2勝1敗1分と、まずまずの結果ながら、勝ち点を積み重ねている。
クラブW杯から何が変わったのか。6月に補強したFW小森飛絢(ひいろ)を先発で使っていることくらいだ。その小森が横浜FC戦では2得点を決めた。ワントップが決まらなかった浦和にとって、いい補強をしたといえる。
小森は昨季、ジェフユナイテッド千葉でブレイク。23得点でJ2得点王とMVPを獲得した。今年1月にシント=トロイデン(ベルギー)に移籍したものの、ほとんど試合に出場できず、6月に浦和に移籍してきた。
高さがあるわけでもなく、スピードがあるわけでもない。ひとりで相手DFを2人、3人と抜いてゴールを決めるタイプでもない。そのかわり、何でも平均的にできてしまう。両足を使え、ポジショニングがいい。ヘディングも弱くはない。いいパスが出てくれば、どんな形でもシュートを決めるタイプだ。
だから浦和でのデビュー戦となったFC東京戦では、パスがほとんど出てこない中、前線で孤立し、後半17分に交代している。それでもここまで公式戦5試合で4得点と、結果を出してきた。
ただ、浦和の試合を見ていると、とても優勝できるチームだとは思えない。横浜FC戦で、マチェイ・スコルジャ監督は「ベストゲームのひとつ」といっていたそうだが、本当にそうだろうか。
前半は横浜FCにシュートらしいシュートを打たせず、1-0で折り返した。後半も2点目を決め、63分に相手が退場者を出して10人になったものの、試合終了間際、アダイウトンに1点を返されている。
前半は完璧な試合運びだった。しかし、シュート8本を打ちながら、追加点を取れない。枠内に飛んだシュートは、わずかに1本。後半も相手が10人になった段階で、貪欲に3点目、4点目を決めにいくべきだ。大混戦の優勝争いなだけに、得失点差を考えるべき。となれば、とても優勝するチームの戦い方ではなかった。
今季の前半はJリーグを戦いながらも、クラブW杯の準備を進めなければならなかった。でも今はJリーグに集中して戦える。開幕前に堀之内聖SDは「最大の目標はJリーグ優勝」と言っていたが、試合を見る限り、何か物足りなさを感じてしまう。
クラブW杯で惨敗した後、何が変わったのか。小森を先発で使っているだけにしか見えない。残り試合で上位との対決をほとんど残しているだけに、直接対決で勝っていけば優勝の可能性はあるのだが…。
(渡辺達也)
1957年生まれ。カテゴリーを問わず幅広く取材を行い、過去6回のワールドカップを取材。そのほか、ワールドカップ・アジア予選、アジアカップなど、数多くの大会を取材してきた。
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