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記事全文を読む→福島第一原発で“現役作業員”が真実を不敵暴露!「汚染を防ぐ厳重な装備が仇となり…」
ところで、原子炉建屋周辺での作業は、放射線による汚染を防ぐため厳重な装備で行われている。
作業員はアンダーウェア1枚になり、上下長袖のスウェットの上につなぎの防護服「タイベック」を着用。専用の靴下の中にタイベックの裾を巻き込み、手には綿手袋を二重にはめ、さらに三重目としてゴム手袋をして手袋内に防護服の袖を巻き込み、手首にビニールテープを貼って封印する。顔は全面マスク、頭には専用のキャップを着けて、その上からタイベックのフードをかぶり、さらにヘルメットを着用する。あとは専用の作業靴を履く。真冬でもこの装備だと汗がにじむというくらいだから、真夏なら完全蒸し風呂状態である。その状態で肉体労働を行うのだ。
長田氏によるとこの装備の一部が曲者だという。
「全面マスクと作業靴は洗浄後に再利用してますが、口臭がきついヤツが使ったマスクは半端ないニオイが残る。だからマスクを選ぶ際は事前にニオイを確かめ、さらにウェットティッシュで拭いて使う。作業靴も前に使っていたヤツの汗がたまって中が濡れていて、歩くとチャポチャポと音がすることまであります」
フル装備での作業は1クール1時間半とし、45分の休憩を挟んで2クールまでと決められている。真夏の午後1~3時の作業は原則禁止。このため長田氏らは、真夏は午前2時起きで元請け事務所に集合、作業工程などを確認して午前6時には現場入りするのだ。
「早朝から始めても作業が終わる頃には、タイベック内側のヒジあたりに汗だまりができています。慣れないヤツはフラフラしていることもありますね」
東電も前述の作業禁止時間以外にさまざまな熱中症対策を行っていると強調する。だが、先頃も熱中症が原因と見られる作業員の死亡が発表されたばかり。
「作業中は水が飲めないので、熱中症対策も兼ねて全面マスク装着前に軽く水を飲むように言われていますが、これが原因で逆に腹を下しやすくなるんです」
作業中は原則トイレも行けないが、原子炉建屋の後方にある海抜35メートル地点、東電が「35メートル盤」と呼ぶ高台周辺にトイレが設置された詰め所があり、緊急時の「駆け込み寺」になるという。
ただ、それにも間に合わない不幸な事例があるらしい。長田氏が苦笑する。
「着替えをする入退域管理棟のロッカールームの床に便が飛び散っていたこともあります」
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