芸能
Posted on 2015年09月08日 09:59

戦後70年「日本のアイドル近代絵巻」、スタア全盛の60年代

2015年09月08日 09:59

20150908kindai-a

「アイドル」という言葉が定着したのは70年代に入ってからである。では、ここで取り上げる60年代は何と呼ばれていたのか? 答えはすべて「スター」であり、より時代的な表現をするならば「スタア」であった。それは吉永小百合や内藤洋子がそうであったように「手が届かない存在」や「雲の上の偶像」であったことを意味する。そのポジションをキープするため、スタアたちは並々ならぬ努力を重ねた。

 さて60年代とは、高度経済成長期であることはもちろんだが、テレビが〈娯楽の王様〉になった時代でもあった。歌番組が全盛となって、ポップスシーンに多くの新星が生まれた。小川知子や山本リンダなどは、ブラウン管を意識したミニスカ姿で人気を高めた。また映画を出発点とせず、岡崎友紀や吉沢京子、岡田可愛らの「ドラマヒロイン」も次々と誕生した。さらに一流のクリエーターたちが腕を競ったCM業界からは、小川ローザなどが注目を浴びる。

 この時代の芸能界はハーフタレントも次から次へとスカウトされており、世の経済成長と同じ「荒ぶる上昇期」だったのだ。

中尾ミエ・伊東ゆかり・園まり

芸能界の最大手だった渡辺プロが「スパーク三人娘」として売り出す。テレビ時代の幕開けとともに、歌って踊れる姿をアピールした。

仲宗根美樹

まだ返還前だった沖縄からデビューした初の歌手。エキゾチックな顔立ちと島唄風の歌唱で人気を博し、紅白にも5度の出演歴を誇る。

和泉雅子

今でこそ北極点踏破の冒険家のほうが有名だが、デビュー当初は「ポスト吉永小百合」の一番手。その愛らしさはライバルたちに圧勝。

今陽子(ピンキーとキラーズ)

ピンキーのダイナミックな歌い方と、天真爛漫な笑顔はチビッ子にも大人気。ミリオンセラーの「恋の季節」は国民的ヒットと呼べる。

黛ジュン

68年の「天使の誘惑」は、史上最年少の20歳でレコード大賞に輝く。パンチの効いた歌声と、ミニスカからのぞく太股が健康的だった。

吉沢京子

60年代後半のスポ根や青春ドラマには欠かせない存在。特に「柔道一直線」のヒロイン・みきっぺは、多くのマンガで手本とされた。

(石田伸也)

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年09月04日 07:00

    地上からは想像もつかない深海で、半世紀前に投棄された「核のゴミ」が静かに朽ち果てている――。米メディア「The Week」電子版が、そんな背筋が寒くなるようなニュースを報じた。フランス沿岸から約1000キロ離れた北東大西洋海域の水深約470...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年09月05日 14:15

    東京都港区で8月に行われた「麻布十番納涼まつり」で、屋台の「冷やし蟹ラーメン」を食べた78人が下痢や嘔吐などの症状を訴え、3人が入院した問題で、新たな衝撃事実が判明した。東京都と港区は発症者31人と従業員2人の便からサルモネラ属菌が検出され...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    政治
    2026年09月08日 07:15

    アメリカ・アイダホ州の一部地域では、畑の土を外へ持ち出さないよう、厳しい移動制限が敷かれている。農機具も土を完全に落とさなければ、「発生地域」の外へは出せない。そこまでして封じ込めている相手が、肉眼ではまず見えない「線虫」だ。名前は「ジャガ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/9/1発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク