芸能
Posted on 2015年09月27日 09:57

永遠の70年代アイドルに会いたい!「梅田智子(金メダルへのターン!)」トランポリンを使った“飛び魚ターン”撮影

2015年09月27日 09:57

20150924_1001pp

 大阪万博が開催されていた70年7月、水泳をテーマにしたスポ根ドラマが始まった。梅田智子(63)がヒロインを演じた「金メダルへのターン!」(フジテレビ系)である。

「あの当時のプールは本当に水が冷たかったんです。真冬に撮影するとプールに氷が張っていて、そこに入っていくんですよ」

 聞いているだけで身震いしそうだが、いかにも平然とこなしていそうなのが梅田の魅力だった。

 少女マンガ誌に連載されていた物語の実写ドラマ化にあたり、学園モノで頭角を現していた梅田に白羽の矢が立った。当時では珍しい166センチの長身に、小5の時は学内の大会で優勝したという水泳のキャリアは、ヒロインの速水鮎子役にうってつけだった。

「オーディションとも聞かされず、所属していた東宝テレビ部の本社に来るように言われました。私、ふだんはロングヘアですけど、その日はショートのウイッグ(つけ毛)を着けていて、それが原作のイメージにピッタリだったみたいです」

 いざ撮影が始まると、当時の多くのスポ根ドラマがそうであったように、荒唐無稽な設定が続々と登場。

 その代名詞がターンで勢いよく空中にジャンプし、全ての選手を追い越す「飛び魚ターン」だ。宙を舞った瞬間にスローモーションになり、別世界のような映像が展開された。

「トランポリンを使って、別スタジオで撮影したクロマキー合成と組み合わせます。プールでの撮影では、膝の近くまで水中から勢いよく飛び出すシーンを何回も撮りました」

 当初は1クール13回の予定だった。それが20%を超す高視聴率で延長を重ね、65話も続いた。

 ただし、原作の多くは1クールで消化してしまい、オリジナルの荒技が次々と登場する。ジェットスキーのような「ロケットターン」や、隣に渦潮を発生させる「渦巻きターン」などがあった。

「中でも大変だったのが『背面飛び魚ターン』ですね。プールは水深が120センチしかなく、そこで背中からトランポリンを使ってのターンですから、顔や臀部を打つことも多かった。幸い、大きなケガはなかったですけど」

 67年に芸能界入りした梅田は、もともとは歌手志望だった。そのきっかけがわからぬまま、ひとまず女優の門をくぐる。その卓越した演技力は、たちまち梅田に主演級の映画を呼び込み、そして「金メダルへのターン!」につながった。

「演技力うんぬんと言うより、東宝テレビ部に入ったのは15歳でしたから、何も恐れるものがなかっただけですよ」

 結婚したのは79年のこと。最初にオーディションを受けた「でっかい青春」(日本テレビ系)で同期デビューした大谷直が夫である。

「すでに俳優は辞めていて、スペインで新聞記者をやっていたんです。私がスペインへ撮影に行った時に彼のことを思い出して、10年ぶりに再会したのが結婚につながりました」

 現在の夫は海外旅行ガイドの出版などを基幹とした会社を経営。3人の子も同じ会社で働いている。そして梅田は、女優活動を再開させながら、アパート・マンション、レストランの経営にも励んでいる。

 放映開始から45年がたった「金メダルへのターン!」への思いを最後に聞いてみた。

「その年のエランドール新人賞をいただいたんですよ。堺正章さんや森田健作さんなど、すごい方々と並んで受賞できたことがうれしかったですね」

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2022年07月05日 17:58

    可愛さ余って憎さ百倍。いやはや、この2人のバトルは本当にすさまじかった。沢口靖子が主演したNHK連続テレビ小説「澪つくし」や、渡辺謙主演の大河ドラマ「独眼竜正宗」の脚本を手掛け、飛ぶ鳥を落とす勢いだった脚本家のジェームス三木氏。ところが19...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年04月06日 15:30

    1991年10月から毎年、春と秋の改編期に放送される「TBSオールスター感謝祭」。TBSの人気番組や新番組に出演する俳優やタレントらがクイズやゲームで競う、いわば番宣番組だ。今年は4月4日に放送されたのだが、番組の名物コーナー「赤坂5丁目マ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年07月31日 06:45

    堺雅人主演ドラマ「VIVANT」(TBS系)が3年ぶりの続編でも、圧倒的な存在感を放っている。第2シーズンの初回放送は、平均世帯視聴率18.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録。放送中にはXで世界トレンド1位になった。前作は2023年...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/8/4発売
    ■690円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク