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記事全文を読む→重苦しいのは観たくない!映画「天空の蜂」が鬼怒川の大氾濫で急ブレーキ!?
7月、8月公開作品で興収30億円以上が8本も飛び出し、2001年以来の大盛況となったという今夏の映画業界。その勢いに乗じてシルバーウィークのあるこの秋も突っ走りたい胸算用だったようだが、ここに来て急ブレーキがかかってきた。
8月後半~9月初旬公開で好調といえるのは「テッド2」のみ。向井理主演の「S-最後の警官」は期待の約半分の数字、2週連続で過去作品をテレビ放映したことでぎりぎり上位に踏みとどまっている「アンフェア the end」もその過去2作には遠く及びそうにない。
そんな中、期待されていた江口洋介主演の「天空の蜂」に不運が起きた。公開が直前に迫った9月10日、鬼怒川のまさかの大氾濫が起きたのだ。あの津波を想起せざるをえない濁流に飲み込まれる家の数々、取り残される住民の様子に目を覆った国民も多かったことだろう。
「この作品のクライマックスのひとつに、手に汗握る自衛隊ヘリコプターでの救助シーンがあるのですが、国民は映画どころか鬼怒川の救助を生中継で見てしまいました。もはやお金を出してまで、あんな重苦しい光景を見たくないと鑑賞控えが進んだと聞きます。近年の邦画ではナンバーワンという評価も多い出色の出来なのですが、原発がテーマだけにテレビ局もバックにつかない、配給が松竹なので大手シネコンのTOHOシネマズがまったく推さないなど、不利も伝えられてはいましたが、それでも作品の良さでヒットするだろうと見られていました。ところが公開初週の動員数は3位、興収は4位にとどまりました。自然災害が相手では誰にも文句が言えませんから、関係者も落胆したことでしょうね」(映画ライター)
とはいえ、観客からは邦画史上に残る傑作だという声が多い「天空の蜂」。大雨の惨事が少し落ち着いたあとでも、映画館に足を運んでみて損はないかもしれない。
(藤田まさし)
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