スポーツ

ベテランは置いていかれるのみ!高橋大輔が実感したフィギュア「羽生1強」時代

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 世界が羽生結弦選手の演技にド肝を抜かれたGPファイナル。それまでのGPシリーズを勝ち抜いてきた世界の上位6人で争われたが、やはりそのなかでも羽生選手の実力は別格であると、さるスポーツ専門誌の記者は言う。

「今回のSPの得点は1位の羽生選手が110.95。2位のフェルナンデス選手(91.52)に20点近い差をつけています。3位の金博洋選手、4位の宇野昌磨選手が86点台ですから、もはや違う次元で勝負しているようなものです」

 今回のGPファイナル出場者のうち、3名が初出場だった。フェルナンデスは3回、羽生は4回出場している。では、6回も出場しているベテラン、パトリック・チャン選手の成績はというと‥‥。

「チャン選手のSPは70.61という得点で6位に沈み、早々に優勝戦線から脱落しました。1年間の休養を経て臨んだ今シーズン。カナダ大会でこそ優勝しましたが、フランス大会ではSPで出遅れてフリーはテロの影響で滑れずという不運もあり、試合勘を取り戻せていなかったという印象です」(前出・スポーツ専門誌記者)

 かつての王者、引退した高橋大輔も羽生選手のNHK杯での世界最高得点の快挙を受けてこう言っている。

「時代が変わってきたな。もう戻れないと思います。すごい戦いになっている」

 ベテラン勢にとって、この進化についていくのは大変なことに違いない。そしてまた、今回のGPファイナルを経てフィギュアスケートは新たな進化を遂げるはずだ。

(芝公子)

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