芸能

CD売上枚数で負けたB’zは人気面でもAKB48に負けていた!?

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 ミリオンヒットを連発するAKB48が、シングルの総売上枚数でB’zを抜き、国内アーティストとして歴代1位に躍り出た。この記録に対してB’zファンからは、「AKBが売ってるのはCDじゃなくて握手券でしょ」といった批判が渦巻いているほか、音楽面ではB’zのほうがはるかに支持されているという主張も聞こえてくるようだ。

 そんな主張に音楽ライターは、「そもそもアーティスト同士を比較すること自体がナンセンスですが」と前置きしつつ、音楽面でもAKB48への支持はB’zより上かもしれないと、異論を唱えるのである。

「アーティストの楽曲がどれくらい浸透しているかを調べるとき、カラオケでの歌唱回数がひとつの目安になります。ジョイサウンドが発表した2015年のカラオケ年間ランキングでは、アーティスト部門でAKB48が11位、そしてB’zは20位という結果に。楽曲ごとのランキングではAKB48の『恋するフォーチュンクッキー』が18位に入る一方で、B’zの曲はランクインしていないのです」

 その「恋チュン」は女性にも人気のカラオケ定番曲。ほかにも「ヘビーローテーション」など、一般層に浸透している曲は少なくない。つまりAKB人気を支えているのはオタクだけという考えは、誤解にすぎないのである。

 一方でB’zファンからは「最近のAKBの曲なんて誰も知らない」という指摘も。たしかに一般層では、前作が「ハロウィン・ナイト」だったことすら知られていないかもしれない。だが前出の音楽ライターは、それは、B’zにしても同じことだと指摘する。

「B’zは今年、シングルを2枚リリースしていますが、それらのタイトルを知っていますか? その『有頂天』と『RED』はいずれもオリコン1位に輝いていますが、誰でも知っている『ultra soul』のようには浸透していません。このように曲の知名度を根拠にアーティスト同士を比べても、意味がないのです」

 ハッキリしているのは、B’zもAKB48も、国民的な知名度を誇る人気アーティストだということ。そんな人気者たちに順位を付けようという試みが、音楽を愛する気持ちに反しているのかもしれない。

(金田麻有)

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