芸能

フジ名物番組「めちゃイケ」歴代最低視聴率でついに3月打ち切りへ

20160225m

 放送開始から20年目に突入した「めちゃ×2イケてるッ!」はフジテレビの看板バラエティ。近年の視聴率低迷で番組存続が危ぶまれていたが、ついに3月の打ち切りが決まったという。

 番組関係者が明かす。

「つい先日、一部の出演者に通達があったようです。『もう終わるから』と。レギュラーメンバーの一人であるタレントのマネージャーは、慌てた様子で『レギュラーがゼロになって4月からヤバいんです』と局内を回って営業をかけていましたよ」

「めちゃイケ」はナインティナインをメイン司会に、極楽とんぼ、よゐこらをレギュラーに迎えて96年に放送スタート。斬新なコントやドッキリ企画で若者の心をつかむと、04年10月には歴代最高となる視聴率33.2%をマークした。その後もコンスタントに20%以上の数字をはじき出してフジの黄金期を支えたが、14年には3カ月連続で視聴率が1桁台に落ち込むなど苦戦が続いていた。テレビ解説者の木村隆志氏が凋落の原因を探る。

「ナイナイの岡村隆史さんがプロレスをやって下が脱げてしまう、かつては何が起きるかわからないスリリングな笑いがあった。しかし、メンバーが年を重ねてある程度の地位を築くと、そうしたムチャもできない。そこで10年にジャルジャルら若手を新メンバーに投入したのですが、起爆剤としての役目を果たせず、番組の勢いは失速するばかりでした」

 スポンサー離れも顕著で具体的に打ち切りの話が出たのは昨年秋頃だという。

「数字だけで判断すれば、とっくに終わっていますよ。しかし、長年続いた功労番組とあって、亀山千広社長が温情でチャンスを与えたんです。15年12月の数字を見てから判断しよう、と」(前出・番組関係者)

 しかし、12月5日放送の「2時間SP」は7.5%で危険水域に突入した。

「亀山社長はそれでもふんぎりをつけられなかった。というのも、レギュラー出演者が所属する大手プロへの根回しが不十分で、打ち切りを強行すれば両社の関係悪化は免れません。番組スタッフには、『守るな、攻めろ』とハッパをかけていました」(前出・番組関係者)

 そんな激励もむなしく、今年1月30日の放送回は4.9%と、歴代最低を更新。その翌週には、伊勢志摩サミットをもじって「痔7」と題した「攻め」の企画で勝負に出る。痔に悩むお笑い芸人7名が登場し、トークの場で「イボ痔」を連呼したかと思えば、終盤では男性プロデューサーが痔ろうの診察を受けるVTRまで放送された。

「まさに迷走ぶりを象徴する回でした。かつての『オレたちひょうきん族』のように、土曜日の夜8時台は日本中のファミリー層をおバカなバラエティで釘づけにした伝統の枠。遅めの夕食で団らんしていた家族もいたはずですし、そもそも小さな子供に痔のネタなんて見せられませんよ」

 前出・木村氏がこう懸念したように、この「痔ネタ企画」を巡って視聴者からの苦情電話が局に殺到。「めちゃイケ」を擁護し続けてきた亀山社長も、

「もうだめだ」

 とサジを投げて番組終了を決断したという。

「番組は打ち切りでも、後番組に『めちゃ×2』の冠は残すようで、いわばリニューアル。一部のメンバーにはクビが通告されましたが、ナイナイと加藤浩次さんは続投の見通しです」(フジ関係者)

 同じく首の皮一枚でつながったのが、元レギュラーで06年7月に淫行騒動で降板した山本圭壱だ。

「株主の反応やコンプライアンスの問題もあって、どの局も山本を起用したがらない。もし復帰するとしたら、その舞台は『めちゃイケ』以外に考えられません。相方の加藤さんにも『山本が戻ってくるまでは続けたい』という気持ちがあるはず」(放送作家)

 フジの名物番組は、1人のお笑い芸人の命運をも握っていたようだ。

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