芸能

名作妖艶シネマ「このセリフが悩ましかった!」(2)「佐々木心音・マリアの乳房」

20160421s

 あどけない顔立ちだが、167センチ、B88・W58・H88の見事なプロポーション。期待の若手女優・佐々木心音(25)は、大胆な演技にも定評がある。

 初ヒロイン作「フィギュアなあなた」(13年、角川映画)では、心を持ったフィギュア・ココネ役を、一糸まとわぬ姿も辞さない覚悟で熱演した。

「最初にセーラー服を着ていた以外、ほぼ何も着ていませんでしたね。後半にはオムツを着させられるシーンもあって、そのほうが数倍、恥ずかしかったかも」

 ココネは主人となる男(柄本佑)に抱かれるたび、わずかだが人間の心を持つようになる。

「あなたがいれば‥‥それで幸せ」

 それが心音にとって忘れられないセリフだった。

 さらに主演作「マリアの乳房」(14年、レジェンド・ピクチャーズ)では、幼い頃から超能力を持った売春婦・真生に扮する。

「真生は体を触れた相手の死期がわかるという特殊能力を持っています。相手にとっては絶望的な状況を、自分の体を投げ出すことで恐怖を取り除いてあげるんです」

 ハイライトとなるのは、自殺を考えている高校生・和馬との出会いだ。真生は廃ビルの一室に和馬を引き連れ、黙って服を脱ぎ出し、和馬に告げる。

「キミも脱ぎなよ」

 和馬は女体に触れたことがなく、手が震えている。真生は、柔らかな乳房を差し出し、女神のような表情で言う。

「触ってみる?」

 和馬の手が真生の乳房に触れた瞬間、死のイメージが浮かんだ。真生は、和馬の体を受け入れながら、どちらの意味にも取れる言葉をつぶやいたと演じた心音が言う。

「これが1番、印象に残っていますが、真生は『大丈夫、怖くないから』とささやきます。和馬の上にまたがる形で合体し、シーツがうごめく感じも、エロスをかき立てましたね」

 心音は「エロス」という言葉に強いこだわりを持つ。女にしか持てない母性の固まりのような状態こそエロスであると──、

「私、撮影に入ると目の前の人を好きになっちゃいますね。それに、カラミの途中でセリフを言わされることが不思議と多いんです」

 前出の「マリアの乳房」だけでなく、人気コミックを映画化した「スキマスキ」(15年、AMGエンタテインメント)でも同じだ。

「私のキャリアでも1番好きなセリフですが、カラミをやりながら『このスキマをこじ開けて、どんな世界があるんだろう。あなたものぞいてみて』って言うんです。スキマの向こうの世界と、セックスのエクスタシーを比喩として掛け合わせたセリフですね」

 これらのセリフを増幅させるのは、日本人離れした心音の圧倒的なボディだ。自身は「魅せるカラダ」について、どう分析しているのだろう。

「私はお尻が大きくて、日本人っぽくない形なんです。自慢なのは背筋が強いことなので、ウエストのくびれにもつながっています。これからは『日本一、Gパンが似合う女』を目指しますよ」

 着てよし、脱いでよし!

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