芸能

天才テリー伊藤対談「上田まりえ」(1)自分の表現の幅をもっと広げたくて

20160421h

●ゲスト:上田まりえ(うえだ・まりえ) 1986年、鳥取県生まれ。専修大学卒業後、09年にアナウンサーとして日本テレビに入社。「スッキリ!!」「PON!」「真相報道バンキシャ!」「月曜から夜ふかし」など、バラエティから報道番組まで幅広い分野で活躍する。14年、鳥取県の「とっとりふるさと大使」に任命。今年1月末をもって日本テレビを退社し、翌月より松竹芸能所属のタレントとして活動を開始。早くも「ダウンタウンDX」「ナカイの窓」(ともに日テレ系)などにゲスト出演し、話題となる。4月からは「5時に夢中!」(TOKYO MX)、「伊集院光とらじおと」(TBSラジオ)にアシスタントとしてレギュラー出演中。

 今年1月に日本テレビを退社したあと、なんとマルチタレントへの転身を発表して大きな話題を呼んだ、人気女性アナウンサー・上田まりえ。その大胆な選択は、いかなる理由からなのか。番組で共演していた天才テリーが引き出した、彼女の胸の内、また今後の展望とは!?

テリー おっ、髪型変えたな。今はやりの三戸なつめ、意識してるんだろ。

上田 いえいえ(笑)、美容師さんにお任せしてるだけで。今、前髪がどんどん短くなってるんです。

テリー そうか。でも、本当に久しぶりだなぁ。

上田 はい、まさかこんな形でテリーさんにお会いできるなんて!

テリー 「スッキリ!!」でコーナーを担当していたのはいつだっけ?

上田 確か入社2年目(10年)の秋からですかね。

テリー じゃあ、ちゃんと会うのはそのあたり以来か。いつ頃から日テレを辞めようと思ってたの?

上田 3年前ですね。「快脳! マジかるハテナ」という番組でナレーションを担当していたんですけど、その時にあらためて「表現の仕事っておもしろい!」と思いまして。

テリー アナウンサーだって「表現」する仕事じゃない。仕事がつまんなかったの?

上田 いえ、すごく楽しかったです。だからこそ、アナウンサーの枠に縛られない表現をしてみたいと思ったんです。あと、局内に「自分の場」がうまく作れなかった歯がゆさもあります。入社してしばらくは、私のことをアナウンサーとして認識してもらえていなかったんじゃないかな? とも思いましたし。

テリー でも、「日テレの女子アナ」ってだけでも、すごいことじゃない。すごい倍率の中から選ばれるわけでしょう?

上田 確かにそうなんです。でも、24か25歳ぐらいの時がいちばんしんどかったです。後輩が続々入ってくるじゃないですか。そうすると周りから「後輩がいっぱいテレビに出てるのに、上田は何してるの?」とか言われるんですよ。

テリー 後輩って、誰だっけ?

上田 翌年入社が水ト麻美アナウンサーで、その次の年が徳島えりかアナウンサーです。

テリー なるほど、2人とも今や日テレのエースだ。でも、その時、会社に「もうちょっと華やかな番組に出たいです」とお願いしたら、その悩みは解消したんじゃないのかな。

上田 私の場合、アナウンサーという職業に憧れを抱いていましたけど、それは「テレビにたくさん出たい」ということとはイコールではなくて、「人に何か思いを伝える」ということに、魅力を感じていたものですから。

テリー 例えば、報道だったらテレビに出る機会も多いじゃない?

上田 一度、殺人事件の現場報道を任されたことがあったんですが、被害者・加害者の取材を進めるほど、胸が苦しくなって。そこで自分は報道に向いていないことを認識して、自分が伝えたいことは「誰かの気持ちを楽しくさせるもの」なんだって気づきました。

テリー なるほど、じゃあ何でもやらなきゃいけないアナウンサーは無理だね。

上田 でも、当時はまだ自分はアナウンサーとして胸を張れることができていなかったので、まずは目の前の仕事としっかり向き合ってみようと。そのあと、手がけた仕事の中でやりがいを感じた時に、やっと「あ、今が辞め時かな」と素直に思えたんです。

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