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記事全文を読む→天才テリー伊藤対談「ケント・ギルバート」(3)「平和ボケ」って英語はないんです
テリー でも今の状況だと、9条までの憲法改正は、相当ハードルは高いのでは?
ケント 僕はそろそろいけるんじゃないかと思ってますけどね。賛成・反対にかかわらず、国民の関心は高まっていますしね。
テリー 今度から18歳から選挙に参加できるじゃないですか。若い子って戦争が嫌いだし、そういう世代がケントさんのような深い主張をどこまで理解してくれるのかな、と。
ケント 若い人たちは、9条に関して2つの大きな勘違いをしています。まず、これまで日本が平和だったのは9条があったからではなくて、米軍がいたから。9条があっても「竹島戦争」が起きて負けてるし、尖閣諸島でも日本の領土は侵されているわけですから、今が平和かといえば、ちょっと違いますよね。
テリー そうですね。9条を「平和憲法」って言いますけど‥‥。
ケント あれはただの「平和を願う憲法」。願っているだけでは、本当の平和は訪れません。あと「9条を変えると戦争に巻き込まれる」という意見ですが、これも大きな勘違い。戦争にならないように、9条を改正するんですよ。アメリカの核の傘下ではなく、日本独自の抑止力を作らないとダメなんです。
テリー あくまで戦争抑止のための力だと。
ケント いきなり日本単独で戦争をふっかけるなんてありえないでしょう、だって僕も戦争反対なんですから(笑)。あくまで、「戦争にならないためにどうすればいいのか」を考えている。考えないのは「平和ボケ」ですよ。ちなみに「平和ボケ」って英語に訳せないんですけどね。
テリー あ、英語にはない言葉なんですか?
ケント ええ。だからこの前、翻訳する必要があってすごく困った(笑)。まあ、「自分が何もしなくても、ずーっと今の平和が続くと勘違いしている人たち」ということですね。確かに、9条を変えなくても日本の平和は続くかもしれない。でも、それが永遠に続くものだと思ったら、それはやっぱり甘いですよ。
テリー 日本にとって、今一番の脅威は中国です。
ケント そうですね。日本のことを全然怖いと思ってないですしね。
テリー 国力も違いますから。そういう中国に、日本は今後どう接していくべきだと思いますか?
ケント 中国の正体をちゃんと把握したうえで、近隣の友好国と共同で対応していくのが大事だと思いますね。他の国にとっても、中国の脅威は同じですから。
テリー とはいっても、中国は今、南シナ海に戦闘機が置けるような人工島の基地を勝手に作って、今年中にも完成するって話もありますよね。どんなに監視をしても中国は聞く耳を持たない。
ケント とはいえ、中国はアジア全体を自分の影響下に置きたいわけですから、日本、台湾、マレーシア、シンガポール、インド、オーストラリア、フィリピンに協力体制を作られたら、国際的な場での発言力、説得力も増していきますから、不都合なはずです。そこにアメリカも加われば、さすがに中国もやりたい放題はできませんよ。
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