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記事全文を読む→追っかけ総直撃!選ばれし“永遠のマドンナ”に会いたい!(7)「加賀美早紀」
01年、15歳の少女が1万2083人の中から射止めたのは、飯島愛の自伝を実写化した映画のヒロインだった。壮絶な人生を演技未経験でハードな芝居に挑んだ加賀美早紀(31)が、映画以上にドラマティックな少女時代を語る。
「何でここに来たの?」
まったく笑わないし、動機は特にないし、映画のオーディションを受けるにはあまりにも異質な私に、監督はそう言いました。
「興味あるんで」
返事はその一言。それが「ものおじしない、すごいヤツだ」と思わせたようです。
当時の私は、もともと群れるのは好きじゃないうえに、高校の奨学金300万円を自分で返済しなければならず、放課後の遊びに誘われてもしんどくて。
小学生の頃から“当たり前”が当たり前じゃない、大変な暮らしをしていました。父親はいないし、家族でご飯を食べたこともない、おなかがすいたら自分で作って。「行ってきます」も「ただいま」もひとり。だからかな、前から「プラトニック・セックス」(東宝)の原作を読んでいて、自分にハマるところがあったんです。
飯島愛さんと初めてお会いした時のことは、今でもはっきりと覚えています。あの色気とすごみのある雰囲気‥‥そして、とても謙虚で優しい方。「気にしないで、自分の好きなように演じてくれていいから」と言ってくださいました。
撮影前にマネージャーから「すごく聞きづらいんだけど‥‥“おこちゃま”じゃないよね?」と確認されました。映画の内容が内容だし、喫煙シーンや、本編ではカットされましたが“ひとりでする”芝居もあったし。製作陣は、警察とは未成年の喫煙やセックス描写について戦ったって言ってましたけど、私はどれも平気。
セミヌードシーンはガンガン脱いでいたし、AV撮影シーンは、白ブリーフ姿のキモキャラの役者さん相手に、笑いをこらえるのに必死。台本に「男優から迫られ、嫌がる」と書いてあったので、素で「やめてよ」と言ったら、本当に嫌がっているように見えて怖かったみたい(笑)。とにかく「肝が据わっている」とは現場でよく言われました。共演のオダギリジョーさんには「年ごまかしてるでしょ。絶対20歳超えてる」と言われ続けました。
映画公開後も学校ではほとんどひとり。遠巻きに見られたけど、話しかけてこない。怖かったらしいです。先輩に上履きを捨てられたりの嫌がらせもありましたが、全然ヨユー。そんなの相手にしている暇なんてなかった。奨学金返済のために、芸能活動のかたわら日サロやバーテンダーのバイトもしていました。
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忙しくも充実した芸能活動に終止符が打たれたのは11年、東日本大震災の年だった。
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自分が普通に生きていることがつらくなり、台本を読んでも台詞がまったく入ってこなくなったんです。共演者の方に「(NG連発して)自分で芝居止めるの、やめてもらえる?」と言われた瞬間、心が折れました。私はもう引退だ──そう確信しました。
引退後はバーテンダーや渋谷109で販売員などをしていると、「姉Ageha」の当時の編集長から「専属モデルになってくれ。お前の力が必要なんだ」と粘られて。ずっと断っていたんですが、根負けして専属になり、もう3年目。最近は念願のアパレルブランド「cenerentola」を立ち上げました。充実している一方、いまだにドラマや邦画が見られないんです、きっと泣いてしまうから‥‥。ずっと避けていたけど、やっぱり私は芝居が大好きなんだなあ‥‥。
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