芸能
Posted on 2024年08月13日 09:56

中山秀征「飯島愛ちゃんにMCを頼んだのは僕」/テリー伊藤対談(3)

2024年08月13日 09:56

テリー 本の中にいろんなタレントさんの名前が出てきますよね。志村けんさん、萩本欽一さん、上岡龍太郎さん、飯島愛ちゃん。

中山 皆さん本当にお世話になった方ばかりですね。

テリー この中で飯島愛ちゃんね、僕も「サン(デー)ジャポ(ン)」(TBS系)なんかで長いことずっと一緒にやってたんですけど、改めてどういうコだったんですか。

中山 僕が初めて愛ちゃんと仕事したのはNHK BSの歌の特番だったんですよ。まだ愛ちゃんが渡辺プロに入る前だったんですけど、その時の感触がメチャよかったんですよ。単純に「歯に衣着せぬ」じゃなくて、わからないことを「わからない」と言えることのすごさ。取り繕わない。

テリー なるほど。

中山 そんなコ、当時いないですよ。みんな利口に見られたいからウソをつくでしょう。彼女ウソつかなかったんです。自分の感性で話をしてた。で、「このコは面白い」って思ってたら、渡辺プロに入ってくれて。それで、僕がオーダーしたのが「ウチくる!?」(フジテレビ系)です。

テリー あ、そうなんだ。

中山 僕は当時、フジテレビの昼間の枠を3本やったんですけど、1年半、全部コケまくったんですね。それで「もう今度コケたら、僕やめますんで」って背水の陣で、制作会社も僕の知り合いのところに変わってもらって、「MCも飯島愛にしてください」って「ウチくる!?」を始めたんですよ。でも愛ちゃん、最初は「私、司会なんかできない」っていう感じだったんですね。だから「やる必要ない」と。

テリー それはヒデさんができるからね。

中山 そう。「それは俺がやるから、愛ちゃんは好きにしてくれればいい」と。そうすると本当にひどいんですよ。ゲストの話が長いと鼻歌歌い出したりとか(笑)。でも、それが愛ちゃんなんです。

テリー ヒデさんはプロデュース能力もあるね。そこで愛ちゃんを選んだのは。

中山 すごかったんですよ、飯島愛って。例えば(「ウチくる!?」の)ゲストに熱愛報道とかがあった時に、普通は聞きづらいじゃないですか。でも愛ちゃんは、「あの彼女の話、どうなってるの?」って聞けるんですよ。そうしたら今度は僕がゲストをフォローしながら、「で、どうなってるんですか?」っていう。

テリー コンビだよね。

中山 だから、そういうのもあって「ウチくる!?」は人気番組になっていったんですよね。

テリー その後、愛ちゃんはレギュラー番組を全部降りて。

中山 芸能界を引退しましたよね。その時、僕が聞いていたのは「アダルトグッズを作ってコンビニに置きたい」と。特に「男性用はデザインが派手すぎて、あんなもの買えない」って言ってましたね。「でも、これからはコンビニで買う時代になるから、もっと格好よくて質もいいものを作るんだ」って。

テリー へぇ。

中山 それ、実際に完成してたんですよ。発表前に亡くなっちゃうんですけど。僕、試供品も全部持ってますから。メチャ格好いいですよ。

テリー すごいね。それが何であんなことになっちゃったんだろう。

中山 何ですかね。それは僕もわからないですけど。その頃、「ヒデちゃん、これからはユーチューブだよ」って言ったんですよ。もう17年ぐらい前だし、僕なんか何を言ってるのか全然わかりませんでしたけど、「これからはみんな自分がテレビ局になるんだよ」って。

テリー すごいね。

中山 ここ何年かでやっと彼女の言ってたことが理解できるようになりましたけど。だから、すごい先見の明がありましたね。

ゲスト:中山秀征(なかやま・ひでゆき)1967年、群馬県生まれ。1984年、渡辺プロダクションに合格し、翌年「ABブラザーズ」結成。その後、「ライオンのいただきます」、ドラマ「ハーフポテトな俺たち」(日本テレビ系)、「オールナイトニッポン」などの多くの番組に出演。コンビ解消後は「DAISUKI!」「THE夜もヒッパレ」「ラジかるッ」(すべて日本テレビ系)、「ウチくる!?」(フジテレビ系)など人気番組でMCを務めた。現在は「シューイチ」(日本テレビ系)、「ジモトに乾杯!居酒屋秀ちゃん」(JCOM)、「昭和歌謡パレード」(BSフジ)などにレギュラー出演中。著書「いばらない生き方 テレビタレントの仕事術」(新潮社)発売中。

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