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最大の違いは「素人」と「プロ」
当のメンバーからは「AKB現象」は、どのように映るのか。前出・新田が語る。
「共通点は女の子の集団というだけであって、それ以外は別モノかな。私たちはホントに素人集団だった。一生懸命はやっていましたけど、プロとしてやっていたかというと怪しいメンバーばかりだった」
素人っぽさでは右に出る者がいなかったのが、会員番号15番の立見里歌(45)だろう。たびたび司会のとんねるずにいじられる個性的なキャラクターと「オールナイトフジ」で培った政治力を発揮し、姉御のように慕われていたのは記憶に新しい。その立見が振り返る。
「おニャン子は、あくまでテレビが生んだアイドル。時代の波に乗っちゃって、実力がなくてもオリコン1位取ってました(笑)」
立見自身が歌の下手さを見込まれてリードボーカルを務めたニャンギラスの「私は里歌ちゃん」は、番組スタッフの悪ノリからスタートした企画だったが、それすらオリコンのトップになったことが、おニャン子ブームを象徴している。
「実際、レコーディングしたら、めちゃくちゃでした(笑)。最初の曲のイメージでは、私がソロで歌うことになっていたのに、ドンドン私のソロ部分が減っていきました(笑)。それで、グループの歌になったんだと思うんです」
80年代中盤は、視聴者参加番組が次々とヒットし、時代が素人っぽさを求めていた時代。現在のAKBは、研究生からスタートという〝競争〟を勝ち抜いて、さらに毎年、総選挙のランキングが白日の下にさらされる。まさに「弱肉強食」の世界と言えよう。
前出・大島氏が総括する。
「おニャン子とAKBの一番の違いは、おニャン子はいちおう伝説になっていることです。人気が落ちる前に解散したから。解散と同時に伝説がスタートしているんです」
解散から25 年たった今も、「おニャン子」はこうして語り継がれる一方、AKBは現在もなお疾走を続けるのである。
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