政治

舛添要一 政治資金不正使用疑惑でも知事の座にしがみつく「銭ゲバ&金欠」事情(2)

20160602o

 この関係者は「彼を信頼し、後押しした我々のミスでもある」と、舛添氏を都知事にまで押し上げたことを懺悔するが、事実、都庁職員からは怨嗟の声が噴出している。

「各部署の部長クラスからは『マスコミによけいなことをしゃべらないように』とのお達しがありました。都民などから苦情の電話がひっきりなしにかかってくるし、『とっとと辞めてくれ』と言うしかありません」

 口封じも奏功せず、まさに八方塞がりのようだが、舛添氏にはどうしても知事の座にしがみつかねばならない理由があるという。まず、都知事選で支援を受けた自民党からの圧力だ。

「都議会側は18年2月の任期まで舛添氏に務めてもらう予定です。再選挙には莫大なお金がかかるし、推薦した自民党への批判も大きい。政治家として稚拙な行動を取り、混乱を引き起こしたのだから、批判全てを受け止めるサンドバッグの役目を果たしてもらう」(自民党関係者)

 何より大きいのは、自身の懐事情だ。

「2度の離婚による慰謝料、現妻との間に2人の子供がいるほか、男女関係にあった女性との間に認知した2人の子供への養育費がかさみ、蓄えはほとんどないようです。にもかかわらず、ナイフや美術品収集といった金のかかる趣味がある。生活水準を下げられないのもネックです」(都庁関係者)

 政治家ともなれば、退任後も地元の厚遇を受けるのが普通だが、

「かつて参議院で比例出馬したのは、地元・北九州での支援がまるで見込めなかったから」(地元関係者)

 と、人徳もない。舛添氏は自身の著書で、認知症を患い体が不自由だった実母を〈東京から九州に、週末ごとに通う遠距離の介護が7年間続きました〉と親孝行をアピールしていたが、これにも、

「近所の人はほとんど誰も本人を見ていませんよ。そういえば今回の騒動前、舛添さんの同級生が講演をお願いしたところ『いくら出せるの? 300万円くらいでないと受けないよ』と言われたんです。北九州の恥ですよ」(地元住民)

 07年、麻生太郎氏に対し「バカと一緒にやりたくない」と発言した舛添氏。銭ゲバ&金欠が原因で、それが今、ブーメランのように返ってきそう‥‥。

カテゴリー: 政治   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
「京都崩壊」の信じがたい現実…外国人観光客専用都市に激変した「不気味な風景」
2
「致命的ミス」巨人・リチャードに阿部監督が怒りの2軍通告!でも解説者2人は「?」反応
3
さだまさしが今明かす「借金28億円と返済地獄30年」の「コンサート年間186本」究極生活
4
山尾志桜里の「公認取り消し」騒動を起こした玉木雄一郎は「榛葉幹事長人気に焦った」って!?
5
フジテレビ・山本賢太アナが行方不明に!? 「代役」登場と「謎のテロップ」