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記事全文を読む→俺たちをトリコにしたオール「特撮ヒロイン」(2)「桜井浩子・“鬼才”実相寺昭雄のカメラの実験台に怒った」
7月10日はウルトラマンの日! 今から50年前、特撮ドラマの草分けである「ウルトラQ」が1月に、「ウルトラマン」が7月に相次いで始まり、両作に出演した桜井浩子(70)は“特撮ヒロイン第1号”と呼ばれた。
66年1月2日午後7時、TBS系にて放送された本格的空想特撮テレビ作品が、こんなにも長い時間、皆様に親しんでいただけることになるとは、夢にも思っていませんでした。
あの、皇居のお堀端ロケでクランク・インした「ウルトラQ」では、新聞社のカメラマン・江戸川由利子役を演じました。
「あそこに漂っている流木を見つめて、何か得体の知れない物があるかのように驚くんだよ」
アドバイスの主は「ウルトラQ」の主役・万城目淳役の佐原健二さんでした。佐原さんは東宝の「ゴジラ」(54年)に始まり、多くの特撮映画をこなしているから、本当に“驚き方”がうまいんです。それを参考にしてから、私もうまくいくようになりました。
ただ、撮影している時は、これは絶対にお蔵入りになると思っていましたね。円谷プロにとって初めてのテレビ作品だから、映画のようにはスムーズじゃない。延々と撮り直しを重ねて、これでは完成しないんじゃないかと、本気で心配になりました。
続く「ウルトラマン」では科学特捜隊隊員、紅一点のフジ・アキコ役を拝命しました。まさか私が、特撮ヒロインの草分けと称される! こんな光栄なことになるなんて‥‥と、本人が一番ビックリしています。
この作品からカラー放送となり、そろいのオレンジの隊員服は鮮やかに見えましたが、夏は暑いし冬は寒い。それにオレンジの配色は、当時の男性にとっては抵抗があって、特にキャップ(小林昭二)はイヤがっていました。私もモノトーンっぽい「ウルトラセブン」の隊員服のほうがうらやましかった(笑)。
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鬼才・実相寺昭雄が参加したのも「ウルトラマン」から。ハヤタ隊員がスプーンで変身しようとする場面があったり、何かと物議を醸したが、それはアキコ隊員にとっても同様だった。
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実相寺監督には広角レンズを使って撮影されたことがあったんです。まるで魚眼レンズで撮ったみたいな画で、女優としては激怒ですよ(笑)。
カメラの真ん前に立たされて超アップの顔になって、監督に「何で私だけそういうふうに撮るの?」と聞いたら「いや、1回やってみたかったんだ」って理由でした(笑)。
そんな実相寺監督だけでなく、ウルトラマンシリーズの創世記の円谷英二監督、メイン監督の円谷一さん、脚本の金城哲夫さん、我らがキャップの小林昭二さん‥‥〈M78星雲〉に旅立った方々の溌剌とした笑顔が走馬灯のように浮かび上がります。
そして何よりも、こんなに長い間、ウルトラを愛してくださったファンの皆様に、心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。そしてこれからも、ウルトラをよろしくお願い申し上げます。
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