社会
Posted on 2016年08月26日 09:58

あの南雲吉則医師も推奨!ゴボウは「若返りの妙薬」だった

2016年08月26日 09:58

20160826gobou

 日本と朝鮮半島くらいしか食用にはしないと言われているゴボウ。繊維ばかりで栄養価がないと言われたこともあったが、今やアンチエイジング、「若返りの妙薬」として世界的にも注目されている。

 テレビでもおなじみの南雲吉則医師。今年で61歳を迎えたのだが、30代と言ってもいい風貌と肌つやをしている。その秘訣がゴボウだというのだ。「ゴボウ茶を飲むと20歳若返る!」(ソフトバンククリエイティブ)などの著書でその効能をこう述べている。

〈ゴボウに含まれているサポニンなどのポリフェノールの効果です。抗酸化力が強く、内臓機能や肌などの老化を防止します〉

 サポニンは、植物などに広く含まれている配糖体の一種。コレステロールの除去のほか、動脈硬化の原因となる過酸化脂質の生成を抑制する効果がある。また、マウスによる実験では、ゴボウに含まれるアクチゲニンという成分が記憶障害を改善し、認知症予防など脳の老化予防にも効果が現れているという。さらにゴボウには亜鉛も含まれており、性欲増強作用もあるため、ますます若返りの作用が強まろうというもの。いいことづくめのゴボウだが、効果を高めるための食べ方があると、南雲氏はアドバイスしている。

〈ゴボウを食べる際、皮は剥かない。アク抜きしない。というのは、ごぼうに含まれる食物繊維『イヌリン』は皮付近に多く存在しているから。また、野菜等のアクを抜くのは蓚酸(しゅうさん)というえぐみを取るためだが、ゴボウには蓚酸は含まれていない。そしてゴボウを水にさらした時に茶色になるのは、ゴボウの成分のイヌリンなどのポリフェノール。流してしまうのは惜しい〉

 毎日摂るのが理想だといい、南雲氏はゴボウ茶を毎日飲んでいるのだとか。きんぴらやらサラダやら、食べ方はいろいろあるので飽きないで続けられそうだが、さらに関心のある方はゴボウ茶を作ってみてはどうだろう。南雲氏は作り方も教えている。

〈ささがきしたゴボウを2~3時間天日干しし、フライパンでパリッとなるまで10分程度空煎りする。この炒ったごぼうをお茶パックに入れ、やかんや鍋などで好みの濃さに煮出して飲む〉

 ゴボウは安価だし、若返るのならたくさん摂るようにしてみようか。

(谷川渓)

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2025年03月23日 05:55

    胃の調子が悪い─。食べすぎや飲みすぎ、ストレス、ウイルス感染など様々な原因が考えられるが、季節も大きく関係している。春は、朝から昼、昼から夜と1日の中の寒暖差が大きく変動するため胃腸の働きをコントロールしている自律神経のバランスが乱れやすく...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月18日 05:55

    気候の変化が激しいこの時期は、「めまい」を発症しやすくなる。寒暖差だけでなく新年度で環境が変わったことにより、ストレスが増して、自律神経のバランスが乱れ、血管が収縮し、脳の血流が悪くなり、めまいを生じてしまうのだ。めまいは「目の前の景色がぐ...

    記事全文を読む→
    社会
    2025年05月25日 05:55

    急激な気温上昇で体がだるい、何となく気持ちが落ち込む─。もしかしたら「夏ウツ」かもしれない。ウツは季節を問わず1年を通して発症する。冬や春に発症する場合、過眠や過食を伴うことが多いが、夏ウツは不眠や食欲減退が現れることが特徴だ。加えて、不安...

    記事全文を読む→
    注目キーワード
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2025/7/22発売
    ■620円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク