芸能

米倉涼子「ドクターX」視聴率が失敗しないのは「水戸黄門化」しているから?

20161020yonekura

 米倉涼子主演のドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)が10月13日放送の第1話で20.4%の高視聴率をマーク。その一方で作品の内容については、通りすがりの医者が手術することなど絶対にありえないといった批判も高まっている。そんな荒唐無稽のドラマがなぜ多くの視聴者を集めるのか。その理由をテレビ誌のライターは、「水戸黄門化」にあると指摘する。

「本作は『私、失敗しないので』の決め台詞でおなじみ。内容も、ヒロインの名医が患者を巡っていろいろ揉めた末に、華麗に手術を成功させるという黄金パターンが確立されています。その様子は、悪だくみを働く悪代官を『この印籠が目に入らぬか!』のセリフで土下座させ、一件落着に導く『水戸黄門』と一緒。毎週のように繰り返されるマンネリな展開こそ、多くの視聴者が求めているものなのです」

 しかし、毎回のように同じような話で飽きないのかという疑問も湧き出てくる。だがマンネリだからこそ、高視聴率が維持できるというのだ。テレビ誌のライターが続ける。

「平日21時台のドラマを支える女性視聴者は、若い世代ならスマホのチェックに忙しいですし、主婦層は夕食の片づけといった日常に忙殺されがち。そのためドラマも“ながら見”になってしまいますが、マンネリ化した『ドクターX』なら物語についていけなくなる心配がありません。そして『私、失敗しないので』の決め台詞を聞けば、一話を観終わった満足感も得られるというわけです」

 マンネリ化ゆえの安定感が高視聴率の理由なのか。ヒロインの米倉は手術だけでなく、視聴率の面でも「私、失敗しないので」と自信を深めていそうだ。

(白根麻子)

カテゴリー: 芸能   タグ: , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
神宮球場「価格変動制チケット」が試合中に500円で叩き売り!1万2000円で事前購入した人の心中は…
3
永野芽郁の二股不倫スキャンダルが「キャスター」に及ぼす「大幅書き換え」の緊急対策
4
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
5
「これは…何をやってるんですかね」解説者がア然となった「9回二死満塁で投手前バント」中日選手の「超奇策」