社会

冬季うつ病も怖くない?注目成分「GABA」の効能とは?

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 最近では「冬季うつ病」という言葉も使われ始め、特に気を付けたい秋から冬にかけてのメンタルバランス。その対策の1つとして注目され、研究が急がれている成分がGABA(ギャバ)だ。

 10月14日、ギャバ・ストレス研究センターが主催するマスコミセミナーが都内で開催された。最近では、江崎グリコがチョコレートのカテゴリーでは日本で2番目となる機能性表示食品としてリニューアル発売をしたり、菓子以外で飲料などにも配合されるなど、各社様々な製品を発売し、その効能が世界で認められているGABA。今回のセミナーも早くも5回目を迎え、国内外から専門家が集い、熱気のある講演となった。

 人間がストレスを感じると体の免疫力が低下し、心身に悪影響を及ぼすことはよく知られている。GABAは、摂取することでストレスの緩和、リラックス効果、睡眠の質の向上が実証された成分なのだ。

「結果は出ているのです。なぜそうなるのかの研究を進めて行きたい」(ギャバ・ストレス研究センター会長で京都府立医科大学長の吉川敏一先生)

 さらに杏林大学名誉教授の古賀良彦先生は、ストレスへの対策として運動や趣味、入浴、アロマなどとともに重要な位置を占める食事において、GABAの摂取の有用性を解説。また、GABAの「血圧が下がる」という効果についても言及した。

「GABAは日本において機能性表示食品に認定されましたので、企業の責任で『血圧が高めの方に』などの表示ができるようになりました。さらに海外では、GABAの摂取で眠りにつくまでの時間が短くなり、深い眠りである『ノンレム睡眠』の時間が長くなることが報告されています」(セミナー参加者)

 日本では昨年12月から労働安全衛生法の改正により、ストレスチェック制度が義務化された。メンタルバランスとともに、GABA、そしてGABAを配合した機能性食品にますます注目が集まることは間違いないだろう。

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