スポーツ

「神ってる」のは大谷翔平より松坂大輔!不条理な年俸格差に野球ファンがぶ然

20161209matsuzaka

 毎年、年末になるとメディアに注目されるプロ野球選手たちの契約更改。今年の注目はなんといっても、投手としても2ケタ勝利、打者としても22本塁打、打率.322。これぞ「神ってる」活躍で北海道日本ハムを大逆転日本一に導いた立役者、パ・リーグのMVPにも輝いた大谷翔平だろう。

 すでに今年の年俸が2億円。そこからの上げ幅にメディアからもファンからも視線が注がれたが、フタを開けてみれば7000万円アップの2億7000万円。前日まで「3億円は確実」と見出しを並べていた報道陣も肩透かしだった。ましてや、野球界一のスーパースターのビッグニュースを期待していたファンは、一斉に「えっ?」と失望の声を上げた。

「記者たちの間では、日ハムは主砲で4番の中田翔選手に気を遣ったのではないかと言われています。中田は来季2億8000万円で契約を結びました。形なりにもチームの主砲で先輩の中田を、大谷が超えることは時期尚早を判断したのでしょう。それに、大谷には来季オフにメジャー移籍も容認しましたから、ここで中田の気分を損ねるのも面倒だと思ったことは確実です」(スポーツ紙記者)

 チームの事情はわかるが、第三者の野球ファンこのあまりに夢のない査定に「ガッカリ」「日ハムさん、これはダメでしょ」「こんな時にだけ年功序列かよ」と、納得がいかないという声が大半。加えて、ある他球団のベテラン投手の名前まで引き合いに出され、大谷の“政治的契約”に批判が殺到してしまった。

「2015年からソフトバンクと3年契約年俸総額12億円で契約している松坂大輔が、大谷との比較でやり玉に上がってます。1年で年俸4億円をもらいながら、今では完全に不良債権。初年度は1軍登板なし、契約2年目の今年は1試合登板したものの『1回5失点』と、もはや3流以下、年俸100万円でも高いぐらいまで投球レベルが落ちました。ところが、まだ引退どころか来年も4億円を手に入れるつもりです。それもあり、大谷の“薄利”な大活躍と比べて、『リハビリだけで4億円もらえる松坂こそ神ってる』『大谷はお金を払っても見たいが、松坂はお金をもらっても見たくない。それなのに松坂のほうが1億円以上も年俸高いってバカにしてる』など、ファンが怒りの声をあげている。プロの世界は過去の実績と名前で稼ぐ人たちも多いが、ソフトバンクは日ハムの逆転優勝の前に敗れ去っただけに、松坂への風当たりは一時よりさらに強まった印象です」(週刊誌記者)

 とはいえ、大谷は今後メジャーで莫大に稼ぐはずだけに、本人も来季は金額にこだわっていなかったはずだ。一方、野球人生最後の守銭奴契約で過去の栄光も人気も全て相殺されてしまった松坂は、ファンの目には哀れとしか映っていないようだ。

(佐々木たける)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
2
3Aで好投してもメジャー昇格が難しい…藤浪晋太郎に立ちはだかるマイナーリーグの「不文律」
3
「コーチに無断でフォーム改造⇒大失敗」2軍のドン底に沈んだ阪神・湯浅京己のボコボコ地獄
4
フジテレビ・井上清華アナ「治らない顎関節症」と「致死量ストレス」の不穏な関係
5
【大騒動】楽天・田中将大が投げられない!術後「容体不良説」も出た「斎藤佑樹との立場逆転」