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記事全文を読む→島木譲二 酒とオンナを愛した「パチパチ人生」追悼秘話
あの“大阪名物”は二度と見られない──お笑いの街が、そんな寂しさと深い悲しみに包まれた。吉本新喜劇の名優、島木譲二(享年72)が12月16日に脳溢血で亡くなった。数々のギャグを生み出した「パチパチ人生」を振り返るとともに豪快秘話を追悼公開する。
12月18日に営まれた葬儀・告別式には芸能関係者ら約200人が参列し、その死を悼んだ。コワモテな外見に似合わぬ、お茶目なキャラは誰からも愛された。
「元プロボクサーで、現役時代は西日本ミドル級の新人王を獲得するほどの実力者。引退後は毎日放送で警備員をしていましたが、30代半ばになって、お笑いの世界に入りました。趣味は『かわいい消しゴム集め』と公言していたのを覚えています」(芸能関係者)
吉本入りすると、上半身裸で何度も胸に張り手を食らわせる「大阪名物パチパチパンチ」や、灰皿で頭を叩く「ポコポコヘッド」など体を張ったギャグで、その人気は全国区となった。在阪のマスコミ関係者が明かす。
「島木さんこそ本当の破天荒芸人ですわ。芸人たちからネタにされていますが、アホほど酒を飲んで舞台に上がってもうて、本番中に吐いてゲロまみれになったこともあります。そんなことができるのは、島木さんぐらいしかおまへん」
吉本新喜劇の“名物”として舞台を支え続けた島木だが、その芸風はテレビのバラエティにはイマイチなじまなかったようだ。
「テレビ業界に残した伝説がすごすぎて、お声をかけづらい状況でした」
とは、在阪のベテラン構成作家A氏。印象深い秘話を聞くと、真っ先にあげたのが「TVドッキリ企画」の収録中に起きた「合体未遂事件」だ。
「関西ローカルならではの企画で、島木さんがAV女優に誘惑されるという設定でした。そして、いざベッドに入ると、AV女優ではなくて、島木さんの奥さんが待ち構えているというオチで‥‥。しかし島木さんは、前フリの誘惑シーンでいきなり女優に飛びかかりましてね。まさかの合体寸前までやってしもた(笑)。案の定、奥さんはブチ切れです。過激さが売りの番組でしたが、問題のシーンをカットして何とか放送できました。約30年前の“事件”ですから、もう時効ですよね」(前出・A氏)
芸人らしくマニアックな性癖をのぞかせたことも‥‥。
「温泉で芸人たちがゲームをするロケがあったんです。島木さんが目をつけたのはアシスタント役のボディコン美女軍団。突然、番組の流れとまったく関係のないところで、『お姉ちゃんら、ちょっと歯ァ舐めさせて!』と迫ったこともありました(笑)」(前出・A氏)
ふだんは温厚な性格で知られていたが、時には怒りをあらわにすることも。
「あるバラエティ番組で、罰ゲームとして芸人たちがおばちゃんとキスをさせられるコーナーがあったんです。本当にみんな嫌がっていました。それで島木さん本人はキスをするわけでもないのに、収録中から納得がいかない様子で‥‥」(前出・A氏)
問題となったコーナーが終わると、島木はスタッフに激しく詰め寄った。
「あんなキレイなおばちゃんやったら、罰にはならん! 芸人の身にもなってえな!」
間近で見ていたA氏は、いまだにこのシーンが忘れられないという。
「ギャグで言うてるのかと思ったら、トーンが本気(笑)。スタッフに対して何かケチをつけるのを見たのはあの時だけです」
酒とオンナ、そしてお笑いをこよなく愛した大阪の名物芸人よ永遠に──。
アサ芸チョイス
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