芸能

井筒監督×マツコ・デラックス「ドアホちゃうか、ニッポン!」スペシャル対談(3)東京五輪が決まったけど…

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マツコ さっきの勝者と敗者で思ったけど、だから日本人って、あんなにバカみたいにオリンピックが好きなんだろうね。

井筒 そのとおりよ。始まっても終わっても、そればっかりやろ。五輪狂騒曲はほんまにバカだと思うね。でも、この国の人間は何かで「勝ちたい」ねん。今年の漢字は「金」です! と平気で書くような、こっ恥ずかしい国や。

マツコ それに日本もそうだけど、東アジアってホントにオリンピックが好きだよね。もうハンブルクとかボストンとか、欧米の賢明な都市はみんな撤退してるじゃない。そのうち韓国、中国、日本だけでオリンピックを回すようになると思う(笑)。あの「レガシー」っていうのも、誰が言いだしたのか知らないけどさ。

井筒 あんなものは、代理店とつながってる官僚が「レガシーと言えば印象いいですよ」とか、森喜朗に入れ知恵したんやろ。

マツコ レガシー、レガシー言ってんなら、何で国立競技場をわざわざ潰すんだよって思ったわよ!

井筒 この前、長野五輪のボブスレーの廃墟を見てきたけど、恐ろしくひどいもんだったね。

マツコ えっ、あれって、まだ残ってるの?

井筒 山の上の奥のほうに亡霊のように残ってたわ。時々、リュージュとかの練習で使ってるみたいやけどそれでも年間に何億円も維持費がかかるらしくて、ついに今年で廃止決定や。

マツコ あっ、そうなんだ。取り壊しちゃうんだ!

井筒 いやいや、あれを砕くのにも何十億円かかんねん。だから、そのまま放ったらかしにするかもしれないらしいね。それ聞いて、ゾッとしたよ。レガシーのなれの果ては、誰も使わない白いコンクリート亡霊。ゾンビの住みかになるわ。

マツコ あぁ、嫌だ嫌だ。オリンピックもびっくりだけど、大阪万博には言葉を失ったわ。まだやりたいの、万博? って感じよ。

井筒 アイデアも何もないアホが集まって決めとんねん。松井知事はトンがチンでカンよ。経済を動かす発想がいまだに「ハクランカイ」って、1世紀前やろ!

マツコ それで思い出した。私、子供の頃はよく筑波山に登ったのよ。

井筒 おおっ、ええねぇ。男体山に女体山!

マツコ それそれ。読者の方々もホントに登ったほうがいいわよ、筑波山(笑)。頂上から見ると、下はず~っと平らな平野で東京まで全貌できるんだから。筑波山はホントにスゴいわよ!

井筒 あれは、勝った気になるよな(笑)。

マツコ そう、勝った気になるのよ。それが85年のつくば万博の時だけ、山に登らないで万博に連れて行かれて‥‥。それが何一つおもしろくなかったのよ(笑)。女体山と男体山のほうがどんだけよかったか。今思うと、あの頃に経済成長なんてすでに終わってたんだよね。それなのにまだ万博って、何を考えてんだ!

井筒 何も考えてないから万博やねん。70年の万博もただの石ころだった「月の石」にアホみたいに並んでたけど、あんな催事にいまだにすがってるんだから、いかに「勝てる文化」がないか、自信がないかの証拠やろ。で、次はカジノか。何でも金髪国家のモノマネ。時代遅れもはなはだしいわ。

マツコ いざとなったら何でも大きなものにすがるよね。ついでに言うとさ、富士山にも登りすぎだよ!

井筒 ウハハハ! 確かに富士山も登りすぎや。リストラされたら、富士山に登って考え直すのが大流行。

マツコ 「うちのお父さん、会社クビになったから今、富士山行ってます」とか、富士山に登ってもどうにもなんないって(笑)。もっと富士山は大事にしなきゃダメよ。富士山が渋滞してるって意味がわかんないし、だから落ちて死んじゃう人まで出ちゃうんだよ。

井筒 もう、何かに慰められないと生きていかれへんのやろね。会社に慰められて給料もらって、会社に慰められなくなったら、富士山で慰めの報酬や。

マツコ 悪いこと言わないから、筑波山に登りなさいって。冬は最高よ。満天の星のように東京が見えるんだから。ホントに勝った気になる。オススメよ!

井筒 テレビも映画も何もかもデタラメ。紅白歌合戦もマツコとタモさんにすがらなあかんぐらい末期症状らしいし、今年はマツコが出るところだけ録画して、皆で筑波山に登るか!

マツコ 別に紅白なんか録画する必要ないわよ。1曲歌うわけでもないし(笑)。

井筒 何や、タモさんとデュエットかと思ったわ。

マツコ まあ、田舎のおじいちゃんやおばあちゃんが驚かない程度にお邪魔してきますけど、筑波山神社でお参りしたほうが、きっと御利益はあるわね。

井筒 和田アキ子も筑波山に登ったほうがええぞ!

マツコ 来年もおんなじ話しましょうね、監督(笑)。

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