エンタメ

“鉄道女王”小林未来のオススメ鉄道旅(6)レトロ感あふれる「A列車で行こう」に乗って鉄道黄金時代にタイムスリップ

 皆さんこんにちは。鉄道の情報をお伝えする「レールクイーン」として活動しているレースクイーンの小林未来です。

 今回はついに‥‥そう、ついに乗ってしまったあの観光列車のお話をさせてください! 私がずっと「乗ってみたい」と言い続けていた憧れの列車、JR九州の熊本駅~三角駅間を運行している臨時特急列車「A列車で行こう」です。

 ホームにジャズの名曲「A列車で行こう」が流れると、黒と黄色のボディの列車が到着。周囲にいた鉄道ファンが一斉にフラッシュを浴びせます。ボディにある「A」をあしらったシンボルマークがとにかくオシャレ。この「A」は「天草」が込められています。

「16世紀の天草に伝わった南蛮文化」がテーマとあって、シートの柄が数種類あり、どれも天草更紗のような重厚なデザインでこだわりを感じます。車内は木やステンドグラスで作られた教会のようなインテリアになっていて、ミッション系の学校で育った私はそれを見ただけで高まります。

 車窓から見える景色はとにかく“サイコー”の一言。列車のすぐ隣に大海原が広がっているかと思えば、今度は山の景色に切り替わるなどまるで宝石箱のような絶景のオンパレードです。

 A列車は「乗り鉄」だけでなく、「呑み鉄」の方たちにも大人気。共有スペースにはバーカウンターがあって、地元のデコポンの果汁入りやカボス入りのハイボールをいただくことができます。魚がおいしい地域なので「めんたいチーズちくわ」は絶品。それを有明海の干潟を眺めながら楽しむ‥‥これぞ、上質な大人旅って感じです。

 片道およそ40分ですが、三角駅に着くと熊本とは違った暖かい空気に包まれます。駅もすれ違う列車もとにかくレトロで、16世紀にタイムスリップしたような気持ちにさせられました。

 クルーズ船とのセットでチケットを購入できるので、ここから船旅で天草名物のアワビ・タイ・車えびを堪能したり、温泉で疲れを癒したり、イルカウォッチングを楽しむ人もいるようです。

 まるで歴史の教科書の中にいるような不思議な感覚にさせてくれる「A列車で行こう」は、絶対にオススメ。私もまた乗りた~い!

【特急「A列車で行こう」】

熊本駅-三角駅を1日3往復 主に毎週末を中心に運行 運賃/乗車券720円+指定席特急券1100円(片道)

鉄ネタ満載の小林未来のツイッターは https://twitter.com/mirai_ko

カテゴリー: エンタメ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
「致死量」井上清華アナの猛烈労働を止めない「局次長」西山喜久恵に怒りの声
2
完熟フレッシュ・池田レイラが日大芸術学部を1年で退学したのは…
3
またまたファンが「引き渡し拒否」大谷翔平の日本人最多本塁打「記念球」の取り扱い方法
4
3Aで好投してもメジャー昇格が難しい…藤浪晋太郎に立ちはだかるマイナーリーグの「不文律」
5
高島礼子の声が…旅番組「列車内撮影NG問題」を解決するテレビ東京の「グレーゾーンな新手法」