スポーツ

スポーツ紙「穴党記者」ボロ儲け座談会!「日本ダービー」は大波乱が起きる!(1)東京で3戦全勝のダイワキャグニー

 ファン待望の「日本ダービー」がいよいよ今週末、東京競馬場で行われる。皐月賞は3連単106万馬券の大波乱で、今回のダービーも大混戦が予想される中、スポーツ紙「名物穴党記者」3名が集結。新聞には書けないオフレコ話が飛び交い、ついにはサンデーレーシングの代表に電話をかける事態に‥‥。

水戸 まずは、荒れた皐月賞を振り返ってみようか。

山河 牝馬のファンディーナが1番人気に支持されるようなメンバーでしたし、馬場状態の影響もあった。JRAは雨が降る前提で馬場を整備していたけど、降らなかったから、最終週なのにレコード決着。時計が速くなった分、マイル戦を得意にしている馬たちには有利な馬場でした。

豊島 それに、スワーヴリチャード(6着)、カデナ(9着)、レイデオロ(5着)など、皐月賞よりダービーを狙っているような馬が上位人気に推されて敗れたのも波乱の要因の一つです。

水戸 特にレイデオロは、休み明けでのぶっつけだった。厩舎側はあくまでも調整としていたけど、本当はソエ(管骨骨膜炎)か何かあったようだよな。

豊島 その情報も怪しいです。ホープフルのあと、ルメールには皐月賞に直行する旨を伝えていたみたい。

山河 そうそう、そのことをルメールがつい、口を滑らせちゃった(笑)。

水戸 まあ、クラブの馬だし、まさか「皐月賞は叩き台です」とは言えないからな。いずれにしても、ダービーは中心馬不在で、我々穴党の出番というわけだ。

山河 ちなみに水戸さん、皐月賞の本命馬は?

水戸 クリンチャー(13番人気)だ。4着に好走したから穴人気になりそうなのが嫌なんだが、ダービーでも本命にする。いきなり強敵と戦ってあそこまでやれたのは能力が高い証拠。それにダービーは緩い流れになるし、こういう先行馬は、2400メートルのほうが競馬をしやすいんだ。

豊島 この舞台は内枠の先行馬が穴をあけるレース。枠順しだいで3着ぐらいなら、という感じですかね。

山河 思っていたより頑張りましたけど、恵まれた感もあります。

水戸 とにかくGI級のいい馬体をしていて、父ディープスカイはダービー馬。近親にハービンジャーがいて、世界を席巻した名種牡馬ダンジグの4×3(奇跡の血量)。古馬と若駒では違うけど、キタサンブラックがジャパンCを逃げ切ったように、この馬も前々で競馬をするから、チャンスは十分あると見ている。

山河 ここだけの話ですが、先日、ダービーを勝ったことのある現役調教師と食事をした時、「トライアル組に怖い馬がいる」と。その馬がダイワキャグニーで、確かにプリンシパルSは強い勝ち方だった。僕はこの馬を本命にします。東京は3戦全勝。ダービーポジションの好位で競馬ができるのも強みです。

豊島 ただ、前走は勝たないとダービーに出られないから、9割ぐらい仕上げていたと思います。上積みは考えにくいですね。

水戸 能力は認めるけど、時計が速かったからな。その反動も懸念して、あまり積極的には推せない。

<座談会メンバー>

水戸正晴 サンケイスポーツ記者。競馬記者歴30年以上。穴党にファンが多い。週刊アサヒ芸能で「万券を生む血統論」を連載中。

山河浩 東京スポーツ記者。入社後、一貫して中央競馬担当の大穴党。04年の皐月賞では馬単1点勝負で150万円の払い戻し。

豊島俊介 デイリースポーツ記者。記者歴11年。徹底取材で得た陣営の思惑に、レース展開を加味した大穴予想で知られる。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    ゲームのアイテムが現実になった!? 疲労と戦うガチなビジネスマンの救世主「バイオエリクサーV3」とは?

    Sponsored

    「働き方改革」という言葉もだいぶ浸透してきた昨今だが、人手不足は一向に解消されないのが現状だ。若手をはじめ現役世代のビジネスパーソンの疲労は溜まる一方。事実、「日本の疲労状況」に関する全国10万人規模の調査では、2017年に37.4%だった…

    カテゴリー: 特集|タグ: , , , |

    藤井聡太の年間獲得賞金「1憶8000万円」は安すぎる?チェス世界チャンピオンと比べると…

    日本将棋連盟が2月5日、2023年の年間獲得賞金・対局料上位10棋士を発表。藤井聡太八冠が1億8634万円を獲得し、2年連続で1位となった。2位は渡辺明九段の4562万円、3位は永瀬拓矢九段の3509万円だった。史上最年少で前人未到の八大タ…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , |

    因縁の「王将戦」でひふみんと羽生善治の仇を取った藤井聡太の清々しい偉業

    藤井聡太八冠が東京都立川市で行われた「第73期ALSOK杯王将戦七番勝負」第4局を制し、4連勝で王将戦3連覇を果たした。これで藤井王将はプロ棋士になってから出場したタイトル戦の無敗神話を更新。大山康晴十五世名人が1963年から1966年に残…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
あの「号泣県議」野々村竜太郎が「仰天新ビジネス」開始!「30日間5万円コース」の中身
2
フジテレビ・井上清華アナ「治らない顎関節症」と「致死量ストレス」の不穏な関係
3
3Aで好投してもメジャー昇格が難しい…藤浪晋太郎に立ちはだかるマイナーリーグの「不文律」
4
「コーチに無断でフォーム改造⇒大失敗」2軍のドン底に沈んだ阪神・湯浅京己のボコボコ地獄
5
新2軍球団「オイシックス新潟」でくすぶる元広島・薮田和樹と元阪神・高山俊の「1軍復帰ロード」