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Posted on 2017年09月28日 17:56

サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「メラグラーナは千二の申し子」

2017年09月28日 17:56

 中山、阪神での秋競馬は今週で幕。その最終週を飾るメインは、GIスプリンターズステークス。電撃の6ハロン戦はフルゲート必至で、名うての快速自慢、韋駄天が名を連ねて覇を競う見応え満点の一戦だ。

 3年前の覇者スノードラゴン、昨年のレッドファルクス、そしてこの春の高松宮記念を制したセイウンコウセイが主力と見られているが、香港からの刺客ブリザードの存在も不気味。

 さらには前哨戦の北九州記念を勝って、目下3連勝中のダイアナヘイロー、キーンランドC僅差2着で復活なったソルヴェイグ、セントウルSで初重賞制覇、勢いに乗るファインニードルなども有力どころであり、今年はハイレベルの大混戦と見られている。

 とにかく出走各馬の力に大きな開きはなさそうで、馬券的にも難解、かつおもしろいGIだ。

 ただ、90年にGIに昇格されてからこれまでの27回、1、2番人気馬がともに連対を外したのは、わずか3回。馬単が導入されてからの過去15年間、その馬単で万馬券になったのは4回(馬連は1回)と、比較的、順当に収まるGIであることがわかる。

 しかし、それでも今年は前述したように粒ぞろいの一戦。いずれの馬が勝ち負けしても納得してしまいそうで、下馬評どおり簡単には収まりそうにないムードが漂っている。

 そして、牝馬の活躍が目立つのも特徴だろう。過去27回のうち牝馬の優勝は8回。馬単導入後の過去15年では、5勝(2着5回)。断じて軽く見るべきではないということだ。

 あらためて顔ぶれを見てみると、今年も有力どころに牝馬は多い。ソルヴェイグ、ダイアナヘイロー、レッツゴードンキなどだが、どれも脈が十分にある。当欄の狙いも、その牝馬だ。

 最も期待を寄せてみたいのはメラグラーナである。

 トライアルの前走、セントウルSは4着。しかし、勝ち馬との差はコンマ2秒。スプリント戦としては決して速くない流れの中、後方からの競馬。勝負どころで前が詰まるなどスムーズさを欠く場面がありながらも、馬群をこじあけてのしまいの脚は、なかなかのものだった。最速の上がり脚を使ったあたりは評価すべきだろう。

 2カ月ぶりの実戦で、まだ余裕残しの状態。それでいてこの内容なら陣営としても納得いく結果だったのではないか。本番に向けていい足慣らしができたのであれば、また一段と力が入ることだろう。

 この中間は反動もなく、順風満帆。思いどおりの調整が進んでいるようで、1週前の追い切りもスムーズかつリズミカルだった。

「満足のいく仕上がり。この分なら今年、最もいい状態でレースに臨めるのではないか」

 厩舎関係者は、こう言って目を細めるが、稽古の動きのよさを見ればうなずけるところである。

 充実の5歳秋を迎えたが、過去27回で最も連対を果たしているのが5歳馬。であれば、いよいよ期待が膨らむというものである。

 父ファストネットロックは豪州のチャンピオンスプリンターであり、一族にはジャパンC3着の実績がある快速シャフツベリーアヴェニュー(豪州GI7勝)、そして、このスプリンターズSを制したサクラゴッドも遠縁にいる。言ってみればメラグラーナは、この6ハロン戦の申し子と表現していい存在でもあるわけだ。

 中山の同舞台は3戦3勝。良馬場ならチャンス大と言っていい。

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