スポーツ

天才テリー伊藤対談「ケンドー・カシン」(4)大仁田厚選手って本当に引退する?

テリー 今、カシンさんはどの団体にも所属せずフリーで活動してますけど、年間どのぐらい試合をするものなんですか?

カシン 月2~3試合ぐらいで30試合前後ですね。200試合以上やる選手もいますけど、試合以外は大学の講師とトレーニングに充てています。

テリー 収入的には、それで大丈夫?

カシン いや、十分かどうかはわからないですけど。今は団体が多くて、毎日どこかで試合がありますから、僕みたいなフリーの選手には悪くない状況ですね。

テリー そうか、人気と実力があれば、どこででも稼げるわけだ。今、いちばん稼ぐレスラーっていうと、誰になりますかね。

カシン そうですね、日本だったら、大仁田(厚)さんかな?

テリー アハハハハ! 大仁田か、いいなァ。今度また引退するんでしょう?

カシン そうです、今月の31日に7回目の引退試合を(笑)。僕も対戦相手なんですよ。

テリー え、もしかして電流爆破デスマッチ?前に川崎球場でやった時は、見に行ったんだけど。

カシン いや、電流爆破はこの前(10月9日)やったばかりです。今はバットに爆弾つけて、それで相手を殴ると爆発するんですよ。

テリー アハハハ、バカじゃないの。「そんな講師いらない!」って慶應に怒られるよ。でも、有刺鉄線、痛いでしょう。だって皮膚なんて鍛えようがないじゃない。

カシン そうですね。でも、当たらなきゃ痛くないんですよ。

テリー そりゃあそうだけど(笑)、見ているだけで怖いよ。

カシン いや、怖くないです。こっちが当たる前に、僕が大仁田さんを有刺鉄線に投げますから。

テリー 爆破はどう?

カシン あれは目の前で見たら本当にビックリします。僕はヤケドまでいってないですけど、たまにコスチュームが燃えたりすることもあって。だから、試合時にはマットに水をまいたりしていますね。

テリー 過酷な仕事だなァ。ところで、大仁田さん、本当に引退するの? 俺、また復活するんじゃないかと思うんだけど。

カシン いやいや、僕がしっかりと引退させますから、その点はご安心を(笑)。

テリー これから、どんなことを目標にしていきたいですか。

カシン そうですね、チャンピオンになりたいです。

テリー まあ、プロレスラーならそうだね。どこのチャンピオンになりたいの?

カシン 慶應義塾大学湘南藤沢校です。電流爆破でSFCのチャンピオンになりたいです。

テリー キャンパスで電流爆破デスマッチをやるんだ。無理に決まってるじゃない(笑)、おもしろいけど。

カシン ダメかなァ。じゃあ教授を目指します。

テリー 博士号取らなきゃいけないでしょう。勉強、大変だよ?

カシン その前に、パソコンを使えるようにしないと(苦笑)。テリーさん、パワーポイントとかわかりますか?

テリー 全然わからない、もう俺には難しすぎて。

カシン ですよね? 僕も、助手の学生さんに頼りっきりでしたから。

テリー ハハハ、そのギャップがおもしろいよね。じゃあ次はキャンパスで会おうよ。

カシン はい、体育館でトレーニングしながらお待ちしていますので。

テリー マスクなしでわかるかなァ、心配だ(笑)。

◆テリーからひと言

 大学で講師やるだけあって、やっぱり頭の回転が速い人だね。ぜひSFCでの電流爆破マッチを実現してほしいな、放校になるかもしれないけど(笑)。

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