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記事全文を読む→ビートたけしの名言集「忘年会で飲み続けて、しゃべり倒した殿」
「しかしこないだは大宴会やっちまったな!」
先日の土曜にお会いした殿は、直前の水曜に開催された忘年会を振り返ると、笑顔でこう漏らしたのです。
近年、殿がたけし軍団全員を招集しての大忘年会はほとんどなく、その時々、なにかと近くにいる弟子3~4人を呼んでのコンパクトな忘年会が主流となっています。で、わたくしの場合、毎週土曜の生放送「ニュースキャスター」の作家をやっている性質上、間違いなく週に2回程は殿にお会いできるため、「お前、来週の水曜空いてるか? 忘年会がてら、ちょっと宴会でもやるか」的な誘いを受けやすく、ここ5年ばかしは、そんな宴に皆勤賞で参加しています。で、今年の忘年会は、わたくしを含めた弟子3名と殿の総勢4名にて、18時からのスタートと相成りました。
ただ、わたくしともう一人、〆さばアタルは、宴会の1時間前に、「ちょっと○○○の打ち合わせをするから、悪いけど17時に来てくれ」と指示を受け、少し早く殿の仕事場へ。まだ発表のできない性質の打ち合わせを高いテンションで約30分程こなした殿は、「じゃー、ちょっと早いけど飲むか!」と、少しばかり前倒しで、忘年会開始を高らかに宣言したのです。
時刻は17時30分過ぎ、まずはシャンパンでの乾杯。
「おい、俺はまだシャンパンでいいけど、お前ら、他にもいろいろあるから、適当に好きなの飲めな」
「さっきのやつ(打ち合わせしたやつね)、ちょっといいだろ?」
「こないだ俺がライブでやった落語(爆笑問題さんの事務所の主催ライブで披露したやつ)、お前ら、見た?」
「今また小説書いてるけどよ、来年は映画もやらなきゃいけねーし、何だかんだで来年も忙しいな」
打ち合わせでの高いテンションのままなだれ込んだ宴は、いつになく殿が楽しげで、次から次へと全方位に話題を振りまき、じょう舌にしゃべり倒していました。で、極め付きは、
「おい、俺とお前ら(わたくしとアタル)で、お笑いのユニット組むか? とにかくバカバカしいことしかやらない3人組。そうだな、名前はたけしのTと北郷のKとアタルのAで、TKAか!」
と、まるでゴルゴ松本さんの「TIM」の弟分的なユニット名を、半ば強引に命名しようとする殿なのでした。結局、17時半から始まった忘年会は23時半まで続き、わたくしたちが途中、ウーロン茶でインターバルを入れ調整していたのに対し、殿はシャンパン、赤ワイン、焼酎と、ずーっと飲み続け、しゃべり倒していました。そして、
「よし、3人でツアーするか?」
と、まだネタも何も決まっていない段階から「TKA」の営業的な話まで持ち出し、最後はいつもどおり、“こいつでタクシーで帰れな”的な“心づけ”を弟子に配った殿は、
「とりあえず今日はお開きだ!」
と、やはり笑顔で、その日の夜を〆たのでした。
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◆プロフィール アル北郷(ある・きたごう) 95年、ビートたけしに弟子入り。08年、「アキレスと亀」にて「東スポ映画大賞新人賞」受賞。現在、TBS系「新・情報7daysニュースキャスター」ブレーンなど多方面で活躍中。本連載の単行本「たけし金言集~あるいは資料として現代北野武秘語録」も絶賛発売中!
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