スポーツ
Posted on 2018年01月19日 05:58

千葉ロッテ、日本人30本塁打は「1986年・落合博満」まで遡ってしまう理由!

2018年01月19日 05:58

「松井秀喜2世」の呼び声高い千葉ロッテドラフト1位ルーキー・安田尚憲内野手が、1月14日、新人合同自主トレで「(将来は)30本打ちたい」とコメントした。

 仮にも「松井2世」と呼ばれて30本では、少ないとお思いの方もいるかも知れないが、実は、ロッテが1990年に千葉マリンスタジアム(現・ZOZOマリンスタジアム)に本拠地を移してから、日本人選手でシーズン30本塁打を打った選手は1人もいない。球団記録としても、1986年に50本塁打を放った落合博満(このシーズン三冠王)まで遡らなければならないのだ。

 外国人選手を含めても、2005年のイ・スンヨプ(30本)、2004年のベニー・アグバヤニ(35本)、2003年のホセ・フェルナンデス(32本)、2001年のデリック・メイ(31本)、フランク・ボーリック(31本)の5人のみ。

「2011年はチーム総本塁打が46本で、その年の本塁打王・中村剛也(西武)が48本という珍記録も。以降、一度もチーム本塁打は100本を超えていません。その原因は、本拠地が“打者不利”な球場であること、それゆえ、ホームランバッターが育たないという負のスパイラルがあるからです」(スポーツライター)

 打者に不利な原因は、もちろん「風」にある。

「マリンスタジアムは海に近いため、秒速5メートルから10メートルの風が吹いていることは当たり前。上空は、センター方向からホームベース方向に風が吹き、バックネットに跳ね返ってピッチャーマウンド方向に、向かい風に変わるという特性があることは有名です。そのため、アンダースローの渡辺俊介や、超スローボール・ジャイロを投げた小宮山悟など、風を上手に使った投手はいましたが、打者にとっては、打ち上げたら押し戻されるだけ。球場別の本塁打の出やすさを示す指標『本塁打PF(パークファクター)』も12球場で最低レベルです」(前出・スポーツライター)

 かの落合も、強風とは無縁な川崎球場での記録。詰まらせて高く打ち上げる技術で本塁打を量産していただけに、マリンスタジアムだったら、違うバッティングスタイルになっていたかも知れないが…。

「ロッテファンの間では、ネットで自嘲を込めて『まロ落遡(またロッテは落合まで遡ったかの略)』と書き込むのが定着しています。今のレギュラークラスにホームランバッターは見当たらないので、安田、もしくはドラフト新戦力が今シーズンからレギュラーに定着し、本塁打を量産しない限りこの記録は未達成のまま『平成を飛び越して』しまう可能性が高い」(前出・スポーツライター)

 現実的に“平成JUMP”は免れそうにないが…このほど、最年少で野球殿堂入りした松井秀喜にあやかって、安田選手にはチームだけでなく日本を代表するスラッガーに成長してもらいたい。

カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    社会
    2026年01月14日 07:30

    昨年あたりから平成レトロブームを追い風に、空前の「シール」ブームが続いている。かつては子供向け文具の定番だったシールだが、今や「大人が本気で集めるコレクターズアイテム」として存在感を放つ。1980年代から90年代を思わせる配色やモチーフ、ぷ...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月19日 07:30

    鉄道などの公共交通機関で通勤する人が、乗車の際に使っている定期券。きっぷを毎回買うよりは当然ながらお得になっているのだが、合法的にもっと安く購入する方法があるのをご存じだろうか。それが「分割定期券」だ。これはA駅からC駅の通勤区間の定期券を...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    社会
    2026年01月22日 07:30

    今年も確定申告の季節がやってきた。「面倒だけど、去年と同じやり方で済ませればいい」と考える人は少なくないだろう。しかし、令和7年分(2025年分)の確定申告は、従来の感覚では対応しきれないものになっている。昨年からの税制の見直しにより、内容...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/2/3発売
    ■650円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク