いったい、何がこうした異変(スランプ状態)をもたらしたのか。ある競馬関係者は語る。「どの種牡馬にも不作、豊作の年がありますが、14年産のディープ産駒はまさに不作で、期待ハズレの馬が多かった。例えば牝馬のエリティエールはルージュバックの半妹と...
記事全文を読む→ノーザンファーム
ここ数年、天皇賞・春の時期になると、必ず巻き起こる論争がある。現行の3200メートルからの距離短縮がそれだ。競馬界最大の競走馬生産グループ、そして天才騎手をも巻き込んだ、大問題の決着の行方は──。そもそもの発端となったのは、論客として知られ...
記事全文を読む→口取り写真に納まる、ニコニコ顔の馬主。競馬ファンの一つの憧れだろう。個人で馬を持ち、維持するには莫大な費用がかかる。しかし、一口単位で「投資」する共同馬主制度を利用すれば、誰でも馬主気分を味わえるのだ。現代の競馬は、延べ7万人と言われる一口...
記事全文を読む→さらに、新種牡馬を狙い撃ちといきたい。7勝を上げて新種牡馬ランキングの第1位にいるカジノドライヴだ。どの馬も馬体がたくましいうえに、スピードとパワーを兼ね備えているところが魅力。父マインシャフトが数多くのGI勝利馬を送り出しているように、血...
記事全文を読む→レース選択にも両者の強い信頼関係がうかがえる。「昨年、松田師がハープスターを8月の札幌記念(GII)に使ったのは、明らかに(10月の)凱旋門賞(フランス・GI)をニラんでのもの。洋芝の札幌競馬場で古馬相手に好走できれば(凱旋門賞の舞台である...
記事全文を読む→実は社台が目を向けている外国人は騎手だけでない。馬主にも、である。生産馬を売っていくためには外資の流入もそれなりに必要だと、このところ海外のお大尽たちに馬をドンドン買ってもらっている。彼らが日本で馬主資格を取得するための協力も惜しまない。ノ...
記事全文を読む→社台グループ、そしてノーザンファームなしには成り立たない、とさえ言える競馬界の現状。その発言力は有力騎手、厩舎、海外馬主、そしてJRAにまで及ぶ。巨大組織は「帝王学」を継承することでさらなる進化を図り、「世界制覇」に向けて動きだそうとしてい...
記事全文を読む→例えば、現在ノーザンファームにいる繁殖牝馬ジンジャーパンチはGIを6勝した07年度アメリカ古牝馬チャンピオンで、桜花賞の本命になったルージュバックの母親だ。「社台の馬が走るのは種牡馬の力が大きいですが、繁殖牝馬のよさも見逃せない。それで、名...
記事全文を読む→だが、問題がないわけではない。クラブ馬に詳しい競馬ライターが言う。「こうクラブ馬ばかり走ると、高い金を払って社台から馬を買った個人馬主が『セレクトで買った高額馬よりもクラブ馬のほうが走るのは納得いかない』と憤慨するケースも見られる。また分家...
記事全文を読む→91年に導入したサンデーサイレンスがもたらす成功をもとに始まったのが、98年に始まった、社台グループ中心のセレクトセール。毎年、1億円を超す値が付く馬が何頭も出た結果、今ではこうしたセリ市場が馬の売買でポピュラーなものになっている。それ以前...
記事全文を読む→スポーツ紙、競馬専門紙の馬柱を見ると、生産牧場の欄にこれでもかと躍る「ノーザンファーム」の文字。今、この牧場がなければ中央競馬が成り立たないのでは、とさえ思われるトップ組織である。競馬界に君臨する「有力馬製造機」は、いかにして台頭してきたの...
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