未曾有の原発事故から4年半もの月日が流れた。現在はテレビや新聞で報じられる機会が激減した福島第一原発だが、この酷暑の中でも連日、収束作業は続いている。鹿児島では新規制基準下で初めて川内原発が再稼働した今、長らく福島の現場を見続けてきた現役の...
記事全文を読む→東京電力
「構内に保管している36万トンの汚染水を来年3月末までに処理を完了する」──東京電力・福島第一原発の小野明所長は10月16日、報道陣を前に「自信」たっぷりに語った。「自信」の背景にあるのは、この日行われた今年3回目の報道公開。事故発生から3...
記事全文を読む→第1次安倍内閣で経産相として原発を推進していたのが、甘利明内閣府特命担当相(64)である。事故後の11年6月、甘利氏はテレビ東京の「週刊ニュース通信」に出演。「原発事故は自公政権時代の安全対策に問題があったのでは?」との田勢康弘キャスターの...
記事全文を読む→福島においては、男児のみならず女児にも、深刻な悩みをもたらしている。激しい怒りを原稿用紙5枚にぶつけたのは、富岡町の小学校4年生の女児だった。〈毒ガスが来るので〉何も持たずに家族と、福島県内を避難し続けた女児に一本の連絡が届いたのだ。〈ひい...
記事全文を読む→東電のもう1人の超A級戦犯は、00年から02年まで東電社長で、事故当時は顧問だった南直哉氏(78)。電力自由化を図り、世界一高い電力料金を引き下げようという動きが、かつて旧通産省にはあった。政界人脈などを駆使してこれを全力で潰し、地域独占企...
記事全文を読む→まったく事故への「反省なし」。東電原発事故の「超A級戦犯」たちは、今もぬくぬくと暮らし、ペテンを弄して原発再稼働へ動こうとしている。その生活ぶりたるや、厚顔と断じるほかないものだった。2313億円の黒字。東京電力が今年1月に発表した、昨年4...
記事全文を読む→舛添氏を猛追するのが、1月14日に出馬表明した細川護煕氏(76)。全面支援に回る小泉純一郎氏(72)との元総理コンビで、無風状態だった選挙戦を一変させた。2人は「脱原発」で一致し、連携。東京都は原発事故を起こした東京電力の大株主であり、大き...
記事全文を読む→被災地を取材し続けるジャーナリストの村上和巳氏が語る。「岩手、宮城では巨大津波に襲われ、多くの方が命を落としました。震災当初、火葬場が満杯で土葬したものの、2カ月後には腐乱状態で体液が滴るビニール袋入りの遺体を納めた棺を、不憫さのあまりに家...
記事全文を読む→地獄の業火のような福島県民の怒りは尽きない。中筋氏が被災地に入って感じたのは、ここに来て「帰還は無理かもしれない」と避難民が感じだしたことだ。「南相馬市の居酒屋に入っても、『自分の屋敷は1億や2億で売れるだろうか。いや、5000万がいいとこ...
記事全文を読む→12月4日で東日本大震災発生から1000日が経過した。しかし、宮城、岩手、福島の3県を中心に避難者は今なお27万人を超え、被災者たちは心にさまざまなトラウマを抱えて日々苦しんでいる。復興庁発表の数字では表れない「地獄の現状」に迫った。復興庁...
記事全文を読む→今回、福島市長選挙で争点になった「除染問題」について、山本氏は語る。「福島市長選で初めて知ったのですが、福島市に渡利〈わたり〉という有名な高線量地域があります。とっくに除染したと思っていましたが、終わってなかったのです」福島市において除染は...
記事全文を読む→相次ぐ摘発にもかかわらず、依然として被害があとを絶たない闇金トラブル。その背景には、複数の消費者金融からカネを借り、資金繰りがままならない借り手の存在も無視できない。最近では一流企業の社員も手を出しているという「闇金」の知られざる実態を記し...
記事全文を読む→「汚染水による影響は福島第一原発港湾内の0・3平方キロ圏内に完全にブロックされています」東京五輪開催が決まったIOCの最終プレゼン。その後で行われた記者との質疑応答で、安倍晋三総理は汚染水に関する質問によどみなく答えた。この日本政府の最高責...
記事全文を読む→清水の退任後に社長に就任したのが西澤俊夫(61)だ。わずか1年間という短い社長就任期間で市民が西澤について覚えているのは、「値上げは事業者としての当然の権利」昨年11月に発したこの言葉ぐらいだろう。東電は今年9月から電気料金を値上げした。日...
記事全文を読む→