社会
Posted on 2014年03月20日 09:56

東電原発事故“超A級戦犯”の逃げ切り厚顔生活を追求(3)「A級戦犯たちの逃げ切りを許してはならない」

2014年03月20日 09:56

 第1次安倍内閣で経産相として原発を推進していたのが、甘利明内閣府特命担当相(64)である。

 事故後の11年6月、甘利氏はテレビ東京の「週刊ニュース通信」に出演。「原発事故は自公政権時代の安全対策に問題があったのでは?」との田勢康弘キャスターの問いに、答えに窮した甘利氏はなんとその場から逃げてしまい、「この映像は放送するな」と要求。カメラは主のいなくなった椅子を映していた。

 その後、甘利氏は放送を続けたテレビ東京を名誉毀損で訴えたが、東京地裁は「不適切な質問方法があったとは認められない」とする判決を下している。

 浜岡原発が停止した際、「このまま原発が止まっていくと、日本経済は壊滅する」と言った甘利氏。全原発が停止した今も、同じことを言えるだろうか。

「原発は安全」と言い続けた御用学者の罪も大きい。

「プルトニウムは飲んでも大丈夫」と断言して原発の安全性を語っていたのが、東大・大橋弘忠教授だ。

 原発事故後にこの放言が問題となると、同じく東大の児玉龍彦教授が「プルトニウムを飲んでも大丈夫などと言った者がいるが、とんでもない!」と憤った。

 大橋氏は12年、自身のウェブサイトにこう書いた。

〈プルトニウムは水に溶けにくいので、仮に人体に入っても外に出て行く、と述べたのが、それならプルトニウムは飲めるのか、飲んでみろ、となっているらしい。文脈を考えれば分かるのに、今時小学生でもこんな議論はしないだろう〉

 実際には、プルトニウムは鼻から吸入した時に恐るべき毒性を発揮する。大橋氏の言い分はまったくの詭弁だ。

 実はこの文章、今は跡形もなく消えている。大橋研究室のサイトを見ると、研究内容は経済物理・金融情報学、ソーシャルメディアの分析などとあり、原子力の「げ」の字もない。そもそも大橋氏の専攻はシステム創成学で、実は原子力の門外漢であり、もともと東京電力の社員である。生っ粋の御用学者として、何もわからないはずの原発を安全だと言いふらしてきたのだ。大橋氏は現在、北陸電力の原子力安全信頼会議の7人のメンバーの一人である。

「プルトニウムは飲んでも大丈夫と言っていた大橋教授がメンバーで、原発の安全が保てるんですか?」

 そう北陸電力に質すと、

「社外有識者の多角的なご意見をいただくためです」

 との回答だった。福島の人々に災厄を押しつけ、いまだに原発の甘い蜜にたかってぬくぬくと生きる超A級戦犯たち。こんなヤカラの「逃げ切り」を許してはならない。

全文を読む
カテゴリー:
タグ:
関連記事
SPECIAL
  • アサ芸チョイス

  • アサ芸チョイス
    芸能
    2022年07月05日 17:58

    可愛さ余って憎さ百倍。いやはや、この2人のバトルは本当にすさまじかった。沢口靖子が主演したNHK連続テレビ小説「澪つくし」や、渡辺謙主演の大河ドラマ「独眼竜正宗」の脚本を手掛け、飛ぶ鳥を落とす勢いだった脚本家のジェームス三木氏。ところが19...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年04月06日 15:30

    1991年10月から毎年、春と秋の改編期に放送される「TBSオールスター感謝祭」。TBSの人気番組や新番組に出演する俳優やタレントらがクイズやゲームで競う、いわば番宣番組だ。今年は4月4日に放送されたのだが、番組の名物コーナー「赤坂5丁目マ...

    記事全文を読む→
    芸能
    2026年07月31日 06:45

    堺雅人主演ドラマ「VIVANT」(TBS系)が3年ぶりの続編でも、圧倒的な存在感を放っている。第2シーズンの初回放送は、平均世帯視聴率18.8%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録。放送中にはXで世界トレンド1位になった。前作は2023年...

    記事全文を読む→
    カテゴリー:
    タグ:
    注目キーワード

    人気記事

    1. 1
    2. 2
    3. 3
    4. 4
    5. 5
    6. 6
    7. 7
    8. 8
    9. 9
    10. 10
    最新号 / アサヒ芸能関連リンク
    アサヒ芸能カバー画像
    週刊アサヒ芸能
    2026/8/4発売
    ■690円(税込)
    アーカイブ
    アサ芸プラス twitterへリンク