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記事全文を読む→紅白でサザン・桑田が送った“メッセージ”の標的とは?
紅白に独裁者ヒトラーを模したチョビヒゲを付けて登場したサザンオールスターズ桑田佳祐(58)。愚弄した相手は安倍晋三総理(60)だ。桑田がこれほどまでに安倍総理を憎む理由に迫った!
昨年12月28日、安倍総理と昭恵夫人はサザンのライブを鑑賞した。桑田はこの時、本人を前にして歌詞の一部を「衆院解散なんてムチャを言う」と変更。政権運営への皮肉に総理は身をのけぞらせて驚いたものだった。しかし、渾身の一撃の効果はなかったようで、ライブ終了後、総理は記者団に「楽しみましたよ」と余裕を見せたのだった。
この態度が火に油を注いだのか、応戦から3日後の紅白本番、桑田はチョビヒゲを付け右傾化する世の中を憂いた反戦ソング「ピースとハイライト」を熱唱した。サザンの年越しライブは、12月27日から31日にかけて行われたが、このライブ期間中のリハーサル時にアドリブでこのように発言していたという。
「忙しい年末にみずからのエゴのために総選挙を行うくせに、すぐにおなかが痛いと逃げ出す裸の王様の暴挙にはうんざりな今日この頃です」
紅白出演後の暴走は止まらず、昨年受章した紫綬褒章をズボンのポケットから無造作に取り出して、まるでオークションを始めるかのように「まずは8000円から!」と観客をあおり始める悪ノリぶりだった。
桑田の安倍総理への口撃は09年5月にまで遡る。当時、麻生政権だったにもかかわらず、「音楽寅さん MUSIC TIGER」(フジテレビ系)でビートルズの「アビーロード」のパロディとして「アベーロード」という政治風刺ソングを披露しているのだ。
78年にデビューしたサザンだが、その活動期間中には、中曽根康弘や小泉純一郎など、タカ派と呼ばれる総理もいた中、なぜ桑田は安倍総理ただ1人を狙い撃ちしているのだろうか。レコード会社社員が明かす。
「『ニッポンのヒール』や『爆笑アイランド』などの楽曲で政治風刺を行ってきましたが、桑田さん本人は政治に対する興味はあまりなく、いわゆるノンポリです。ただ、09年頃から体調不良を訴えるようになり、翌年食道ガンの手術を受けた。生命に関わる重病だっただけに、心境の変化があったようです」
08年にサザンは桑田の意思で無期限の活動休止を発表した。しかし、病気回復後の13年に翻意して再始動。復帰後の桑田の楽曲は「東京VICTORY」や「平和の鐘が鳴る」など、政治色が強いものになっている。
そもそも桑田が憂いたのは、日本の音楽業界の衰退という現実に直面したからだ。99年には約6000億円あった総売り上げは減少の一途をたどり、13年には約3000億円と半減しているのだ。
「サザンのCDセールスも約300万枚の売り上げを記録した00年の『TSUNAMI』以降、低迷しています。契約するレコード会社でも数年前に大規模なリストラがあるなど、桑田さんはこうした状況を深刻に受け止めています」(レコード会社社員)
業界の斜陽化と安倍総理──昨年、音楽誌のインタビューのオフレコで桑田は両者の関係についてこう心情を明かしたという。
「だってCDが売れなくなったのは、人口減少と格差社会を放置している(安倍総理の)政治のせいだから」
さらには周囲にこう宣言した。
「今年はライブでメッセージを伝えていく」
猛口撃のヒートアップは止まらない。
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