芸能

能年玲奈 バラエティ番組での「天然ボケキャラ」は事務所サイドの作戦?

20150122hh

 13年にNHK朝ドラ「あまちゃん」で大ブレイクし、昨年は映画「ホットロード」「海月姫」と立て続けに主演。「カルピスウォーター」など数多くのCMにも出演し、若手女優の中でもトップクラスの人気を誇る能年玲奈(21)。愛らしいルックスに加え、バラエティ番組で見せる芸能人らしくない「挙動不審トーク」で幅広い世代に親しまれている彼女に、「キャラ作り疑惑」が浮上した。

「昨年、能年は『ホットロード』と『海月姫』のプロモーションで、多くのバラエティ番組に出ていましたが、ウチの局の番組に出演した際、事務所サイドから、これまでに例のない『要請』があったんです」

 こう明かすのは、民放局ディレクターである。

「人気芸人が司会を務めるトーク番組に出ていただいたんですが、打ち合わせで『まともにしゃべったシーンはカットしてほしい』と伝えられました。ふだん、出演タレントの事務所から言われることと正反対なので、思わず苦笑してしまいました。確かに、彼女は突拍子もない言動が魅力で、そこが番組的にも視聴率の取れる部分なんですが、徹底した“キャラクター作り”には驚きましたね」

 能年サイドの「逆要請」について、「番組の進行についても逐一、シビアな指示があるんですよ」と、このディレクターは続けて説明するのだ。

「他のタレントとの兼ね合いもあり、なかなか難しいのですが、『MCは、できるだけリアクションしにくいようなムチャ振りをしてほしい』『番組では話が通じないキャラとして彼女を扱ってほしい』『遠慮せずにキツめにツッコんでほしい』と言われますね。『これ放送事故なんじゃないの、とネットに書かれるように』なんて具体的な指示もありました。あと、これは他局のスタッフから聞いた話ですが、昨年末放送のバラエティ特番に『海月姫』のプロモーションで彼女が出演した際は、『能年の意味不明なトークに周囲が置いてけぼりになる展開が欲しい』という注文があったと。番組スタッフは、共演者との調整に苦労したと言っていました」

 もっとも、番組制作スタッフによる能年本人への評価は上々だという。

「彼女はとても礼儀正しいですよ。番組ADにもしっかり挨拶をしますし、収録が押しても嫌な顔一つしない。それだけに、本番でオドオドされるのは、本人も周りの期待を意識しているからだろうと思います」

 能年といえば、読者モデル時代に撮影された「ギャル風」の口調で話す映像が動画サイトにアップされ、「今と全然キャラクターが違う」とネット上で話題になったことがある。現在の天然ボケキャラへは、どのように「移行」したのか。能年をデビュー時からチェックしている芸能ライターによれば、

「彼女は13歳で、ローティーン向けファッション誌『ニコラ』の読者モデルとしてデビューしたのですが、中学時代は現在では想像がつかないほどふっくらしていて、もっとズケズケと話す子でした。『不思議キャラ』になったのは16歳ぐらいからですね。意味不明な絵を描いてブログに掲載するなど、ファンの間でも彼女の『不思議ちゃん』ぶりが話題になっていました」

 先日放送された番組で、「バラエティ番組では周りのスピードについていけず、慌ててしまう」と悩みを吐露した能年。彼女はむしろ、徹底した「キャラ作り」に熱心な周囲の関係者に振り回されている!?

カテゴリー: 芸能   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<マイクロスリ―プ>意識はあっても脳は強制終了の状態!?

    338173

    昼間に居眠りをしてしまう─。もしかしたら「マイクロスリープ」かもしれない。これは日中、覚醒している時に数秒間眠ってしまう現象だ。瞬間的な睡眠のため、自身に眠ったという感覚はないが、その瞬間の脳波は覚醒時とは異なり、睡眠に入っている状態である…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<紫外線対策>目の角膜にダメージ 白内障の危険も!?

    337752

    日差しにも初夏の気配を感じるこれからの季節は「紫外線」に注意が必要だ。紫外線は4月から強まり、7月にピークを迎える。野外イベントなど外出する機会も増える時期でもあるので、万全の対策を心がけたい。中年以上の男性は「日焼けした肌こそ男らしさの象…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<四十肩・五十肩>吊り革をつかむ時に肩が上がらない‥‥

    337241

    最近、肩が上がらない─。もしかしたら「四十肩・五十肩」かもしれない。これは肩の関節痛である肩関節周囲炎で、肩を高く上げたり水平に保つことが困難になる。40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と年齢によって呼び名が変わるだけ…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
【戦慄秘話】「山一抗争」をめぐる記事で梅宮辰夫が激怒説教「こんなの、殺されちゃうよ!」
2
巨人で埋もれる「3軍落ち」浅野翔吾と阿部監督と合わない秋広優人の先行き
3
「島田紳助の登場」が確定的に!7月開始「ダウンタウンチャンネル」の中身
4
前世の記憶を持つ少年「僕は神風特攻隊員だった」検証番組に抱いた違和感
5
前田日明「しくじり先生」で語らなかった「最大のしくじり」南アフリカ先住民事件