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記事全文を読む→金田正一VS王貞治「名球会大分裂抗争」(3)名球会は大きな収入源を失った
会員の一人が明かす。
「確かに総会での決算報告はあるけど、何にいくら使って、という細かなことはわからなかった。あとは、金田さんのワンマンぶり。総会では議事進行役として『皆さん、こうしましょう。異存ありませんね』と言い、シャンシャンで終わっていた。例えば野茂、佐々木、高津など日米通算の記録を認めましょう、という提案がありました。会員は彼らを迎え入れることに反対はありませんが、事前の話し合いもなく勝手に決めたことに『ちょっとそれは』という声が出たんです」
決定的だったのは、毎年12月第2週にハワイへ出かける名球会ゴルフ。その模様をテレビ中継していた。名球会関係者が憤る。
「会員は皆、4泊6日、テレビスタッフは後処理などもあり6泊8日だったのに、金田さんだけは1カ月で、その滞在費を名球会の金で賄ったのです」
その結果、株主総会で解任動議が提出され、金田氏は名球会を追われることになる。前出・デスクが語る。
「金田氏は『フザけるな。ワシのことがそんなに信じられないのか!』とタンカを切り、辞任しました。これは王さんの意向でもあった。カネダ企画のやり方はまずい、会計を明確化するしかないと、ずっと思っていたのです。金田氏にしてみれば、自分が作った団体を乗っ取られたとの思いだったようです」
400勝投手と世界の王という超大物の対立、分裂抗争。冒頭の王会長就任の総会では、
「王さんは円卓を囲みながら、ずっと金田さんの悪口を言っていました。『とんでもないヤツだ』という声が聞こえてきて、ビックリしましたよ」(前出・名球会関係者)
だが、金田氏も黙ってはいない。名球会は、宝くじの普及広報に関する活動を行う財団法人自治総合センターが主催する「宝くじスポーツフェア ドリームベースボール」という野球教室や親善試合に参加してきた。名球会関係者が続ける。
「もともと金田さんが持ってきた仕事で、会員へのギャラは金田氏80万円、一般会員は最低でも30万円。毎回10人ほどが参加し、名球会の主要な財源となっていました。ところが自治総合センターは金田さんとの仕事を選んだことで、結果的に王さんと名球会が排除された形となったのです」
名球会は金田氏を追い出したものの、大きな収入源を持っていかれたのだ。
アサ芸チョイス
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